クルマを文化する
REAL CAR CULTURE

AUTO MESSE WEB

クルマを文化する
REAL CAR CULTURE

AUTO MESSE WEB(オートメッセウェブ)

  • TOP
  • SPORT
  • 「プロクセス」でニュルブルクリンクを闘うプロドライバーに聞く!「勝利できるトーヨータイヤの感触に期待大!」〈PR〉
SPORT
share:

「プロクセス」でニュルブルクリンクを闘うプロドライバーに聞く!「勝利できるトーヨータイヤの感触に期待大!」〈PR〉

投稿日:

TEXT: 池ノ内みどり(IKENOUCHI Midori)  PHOTO: ユリアン・シュミット(Julian Schmidt)/TOYO TIRES/池ノ内みどり(IKENOUCHI Midori)/AMW西山嘉彦(NISHIYAMA Yoshihiko)

ジュリアーノ・アレジ選手
デグラデーションもまったくなく安心して攻めていけた

初体験となったニュルブルクリンクは本当に特別なサーキットで、私にとってのファーストインプレッションはとてもよい印象しかありません。私のレーシングドライバーとしての新たな挑戦は、ニュルブルクリンクで一から始まりました。

コード60をはじめとしたニュルブルクリンク特有のレギュレーションを何度も復習しながら走るなど、数多くの情報を自身にインプットし、とても集中しなければなりませんでしたが、新規に学ぶべきプロセスが数多くありとても新鮮です。

トヨタ スープラGT4とプロクセスをドライブしたのも初めての経験でしたが、グリップ力も高く、しっかり止まるので、ダウンフォースを使いながらハイスピードでコーナーに入る感覚がとても良く、つい攻め過ぎそうになるのを押さえました。タイヤがしっかりとしたパフォーマンスを発揮してくれるからこそ、安心して攻める気持ちを持てましたし、ノルドシュライフェの走行を楽しめたのだと思います。

トーヨータイヤのサポートチームが非常に手厚かった事もあり、ウォームアップでのコンディションから既に良い感触がありました。ドライブしていてもフィーリングがとても良く、デグラデーションも全くありませんでした。

ノルドシュライフェではどのタイヤメーカーや自動車メーカーにとっても非常に負荷が高くチャレンジングなコースで、よりよいタイヤや車両開発に重要な意味を持つサーキットだと実感しました。実際、NLSのレースウィークにタイヤバーストを起こしているマシンに数多く遭遇しましたが、プロクセスには全く問題がなく、安心してドライブをする事が出来ました。

ニュルブルクリンクへチャレンジするからには、出来るだけよいリザルトを残し、さらにいつかは総合優勝を果たせるようなドライバーになりたいというのが最大の目標です。しかしここは一気に速く走れる、攻略出来るという事はあり得ない、エキスパートのサーキットなので、マスターするまでには長い時間と経験が必要となるでしょう。先輩ドライバーやチームの助言をしっかりと聞き、自分なりに理解を深められるようにしたいと思います。まずはコーナーの名前や特徴をしっかりと頭と身体に刻むところから。私がドライバーとして成長していく為にも、チームと一緒に段階ごとに目標を掲げて一歩ずつ着実に成長したいと思っています。

小山美姫選手
程よくバランスを兼ね備えた素晴らしいタイヤ

以前、Wシリーズやマカオ・グランプリを通して、世界中のサーキットへ挑戦した経験があり、現在は日本を中心にレース活動をする中で、初めてドライブするGT4マシンやノルドシュライフェはとても刺激的で新鮮でした。

マカオ・グランプリへの参戦経験がある中で、市街地の非常にタイトなコースには慣れていましたが、それと比較してもノルドシュライフェのタイトさや危険度が第一に印象に残り、非常にチャレンジングなサーキットだと感じました。

2024年からトーヨータイヤのイベントや走行会に参加しているのですが、鈴鹿サーキットをプロクセスを装着した車両で走行した経験もある事から、今回ニュルブルクリンクに挑戦するにあたって、事前にある程度のプロクセスのイメージを持って渡独する事が出来たのは良かったと思っています。

プロクセスはピーク時のグリップレベルの違和感や、タイヤのタレも殆ど感じられず安心してドライブ出来ると感じました。ただ、ノルドシュライフェは非常に参戦台数の多く、それぞれが落としたタイヤカスが散らばっており、それを拾ってしまうというロングコースならではの経験もしました。総じてプロクセスに関してはとてもポジティブな印象を持っています。

私の今までのレーシングキャリアにおいて、様々なカテゴリでいろいろなメーカーのタイヤを装着して走行をした経験上、全てを兼ね備えた完璧なタイヤというのは非常に難しく、どのメーカーにも長所と短所が存在します。その中で、非常にチャレンジングなノルドシュライフェをドライブしたプロクセスは、程よくバランスを兼ね備えた素晴らしいタイヤという印象を受けました。

これだけのロングコース、それもバンピーでアップダウンも激しく、タイトなコーナーが連続するコースでトーヨータイヤは2020年から挑戦を開始して、NLSや24時間レースにおいて経験を積み重ねながらの膨大なデータ収集は、日本の自動車業界にとっては非常に重要なプロジェクトです。精力的で偉大なチャレンジに感銘を受けており、このプロジェクトに参加させて頂ける事は非常に光栄でとても嬉しく思っています。

まずはレーシングドライバーとして、ドライブスキルや速さ、強さを更にレベルアップする事が第一目標で、その先に結果や内容がついてくると思っています。また、そのようなレースができると次のレベルへのステップへと繋がっていけると信じています。

ニュルブルクリンク24時間レースは、TOYOTA GAZOO Racingの先輩ドライバーの方々から伺う、世界中のドライバーが憧れる壮大なレースのひとつです。そのような場に挑戦出来る、そしてトヨタ自動車とトーヨータイヤのプロクセスの開発プロジェクトに参加させて頂くという素晴らしい機会を与えてくださった事に対し、私自身スキルアップをしてプロジェクトに貢献出来るようになる事こそが一番の恩返しになると考えています。

12
すべて表示
  • 池ノ内みどり(IKENOUCHI Midori)
  • 池ノ内みどり(IKENOUCHI Midori)
  • ドイツ ミュンヘン市在住 フリーライター&コーディネーター。東京で学生生活を謳歌した後にオーストリアのザルツブルグで再び学生生活を謳歌し、なんとか卒業。三度目の学生生活を謳歌しにミュンヘン大学入学を機にドイツへ。ミュンヘン大学在学中の現地広告代理店でのアルバイトがきっかけで、モータースポーツに魅せられて大学を中退し、モータースポーツ業界へ飛び込む。愛車のBMW M240iカブリオレを駆り、ヨーロッパ各国のサーキットへ取材に向かう。趣味はアルプスの峠越えドライブと蚤の市めぐり。好きなサーキットはニュルブルクリンクとスパ・フランコルシャン。ヨーロッパ生活はもう少しで30年。
著者一覧 >

 

RECOMMEND

MEDIA CONTENTS

WEB CONTENTS

 

人気記事ランキング

MEDIA CONTENTS

WEB CONTENTS

AMW SPECIAL CONTENTS