両毛地域最大の夏祭り「桐生八木節まつり」
群馬県桐生市で毎年8月の第1金曜日から3日間にわたって開催される「桐生八木節まつり」は、両毛地域の伝統民謡・八木節の名を冠した、地域最大規模の夏祭りです。今年は、新たな試みとして「クラシックカー in 桐生八木節まつり」が初開催され、錦町通りを舞台に、国内外の名車が来場者を魅了しました。触れて、座って、記念撮影もできる“体験型クラシックカー展示”は大好評。車好きはもちろん、家族連れや観光客のにも笑顔が広がりました。
新たなコンテンツ「クラシックカー展示」が初開催
「桐生八木節まつり」の起源は天正19年(1591年)の牛頭天王社の祭礼である桐生祇園祭とされ、現在では各町自慢の屋台や関東最大級の鉾の巡行、曳き違いといった伝統的なものから、八木節踊り、子ども神輿、ジャンボパレードなどの催しが行われている。両毛地域最大規模の夏祭りとして、毎年50万人を超える来場者で賑わっている。
過去にはブルーインパルスの展示飛行が行われたり、コロナ禍で中止となった年にはプロモーション映像の公開や写真展、八木節動画のリレー投稿など、オンラインで祭りの熱気を再現するなど新たな試みを重ねてきている。
そんななか、2025年は新たなコンテンツとして「クラシックカー in 桐生八木節まつり」が初開催された。
桐生市内中心部の本町通り、末広通り、錦町通りは祭り期間中、交通規制により車両の進入が制限される。そのうちのひとつ、錦町一丁目交差点から続く錦町通りがクラシックカーたちの展示会場となった。
トヨタ「スポーツ800」、ホンダ「S600」、日産「チェリー」、ジャガー「Eタイプ」、フィアット アバルト「695SS」など、国内外の希少なクラシックカー約20台が錦町通りに並んだ。
希少なクラシックカーを見て、座って、写真も撮れる!
そんな初の試みとなった個性豊かなクラシックカーたちの展示では、地元・群馬が誇る名車スバル360と、イギリスのウーズレー1500が「触って座れる車両」として自由開放された。シートに座って記念写真を撮ったり、エンジンルームを覗き込んだりと、世代を超えて楽しめるエリアに訪れた人々は喜んでいた。
今回、「触って座れる車両」を提供していたのは桐生市では地域の賑わい創出と自動車文化の発信を目的に、毎年群馬大学理工学部桐生キャンパスを会場として開催されるイベント「クラシックカーフェスティバル in 桐生」を主催するスタッフたちだ。2006年に始まり、毎年2万人近い来場者を集める「クラシックカーイン桐生」は、2025年度も11月2日(日)に開催を予定している。
今回、初開催ながら大盛況のうちに幕を閉じた「クラシックカー in 桐生八木節まつり」。2026年の開催も、今から待ち遠しい。


























































