カーボン柄パーツとオレンジパールの絶妙バランスがポイント
栃木県矢板市で開催された「栃木86 BRZミーティング」の会場にはオーナー自慢のカスタム車両が数多く集まりました。そんな会場でオレンジのボディにVARISのエアロを装着したトヨタ86を発見しました。ところがリアに回ると何故かバンパーは別のブランドをチョイスしている様子。早速オーナーの“なごやむ”さんにお話を伺ってみました。
86のスタイルにひと目惚れしてスポーツカーデビュー
イベント会場を歩いていて発見した86は、鮮やかなメタリックオレンジのボディカラーにVARISのエアロが目立っていた。ボンネットからルーフ、トランクと続くカーボン柄がオレンジのボディに対し良いコントラストで配色バランスも抜群のセンスだ。
「このクルマは2012年式のZN6で、今から4年前に入手しました。私にとって初めてのスポーツカーです。いろいろなスポーツカーを見たんですが、86のスタイルにひと目惚れしました。乗ってみると非常に楽しいんです。本当に購入して良かったです。ちなみにオレンジ好きなので、このボディカラーをチョイスしました」
VARISを中心に他メーカーのアイテムをセンスよく融合させる
オレンジメタリックのボディには、VARISのフロントバンパー、カーボンボンネットを装着している。フロントフェンダーはC-WEST社製のカーボン製をチョイスした。ボディサイドにはTRDのフェンダーフィンとサイドスタビライジングカバーを、あえてブラックのまま装着している。サイドスカートやリアGTウイング、カーボン製トランクリッドなどもVARIS社製だ。ところがリアバンパーのみVeilSide製をチョイスしているのだ。理由を伺ってみると、
「じつはVARIS製のバンパーは左右2本出しマフラー用なんですが、このクルマは柿本の4本出しマフラーを装着しているため、4本出しの開口部がある製品を探してデザイン的にも気に入ったVeilSide製を選びました」
ちなみにルーフパネルにはカーボンシートを貼ることで、フロントボンネット、ルーフ、トランク、GTウイングすべてカーボン柄で統一し、オレンジとカーボン柄のツートンカラーとなっている。
インテリアを赤系で統一するために後期モデル用パーツを採用
足まわりはHKSの車高調を装着する。芝生の上とはいえ、車高はかなり低いようだ。ホイールはRAYSのTE37 SL SAGAをチョイスしている。サイズは18×9.5J+45で、255/35R18のミシュランパイロットスポーツ5を装着する。このホイールに貼られているアクセントステッカーもまた、カラーコーディネイトの一部となっている。
インテリアもダッシュやステアリングなどを赤系でコーディネイトしている。驚いたのは、シートやドアパネルなどの内装を、わざわざ赤ステッチとなる後期モデル用に交換している点だ。さらっと説明してくれたが、これはおそらくかなりの手間と時間がかかったはずである。
「ある程度満足できるところまで来たので、当面の目標は現状のキープです」
“なごやむ”さんは、初のスポーツカーを目一杯楽しんでいるようだ。


















































