ラグジュアリー性とパーソナライゼーションを追求する最上級仕様

ジャガー・ランドローバー・ジャパンは「RANGE ROVER」の2026年モデルの受注を開始しました。ラグジュアリーとパーソナライゼーションを極めたSVモデルを強化し、新たにブラックで統一した「SV BLACK」を追加した点が最大の特徴です。さらに、RANGE ROVERとして初めてボディ&ソウルシート（BASS）を標準装備していることにも注目です。

ボディだけでなくキャビンから細部までダークでステルス

注目すべきはレンジローバーに新たに設定された「SV BLACK」グレードだ。エクステリアカラーにはナルヴィックブラック（ソリッド）を採用し、グリルやRANGE ROVERバッジ、23インチアロイホイール、ブレーキキャリパーまでグロスブラックで統一。これまでブラックの選択肢がなかったアクセント類も含め、細部に至るまで黒で仕上げられているのだ。

インテリアにはエボニーのセミアニリンレザーを用い、ブラックセラミック製SVラウンドロゴや、ムーンライトクロームのギアシフトコントロールを組み合わせることで、RANGE ROVER史上もっともダークでステルス性の高いモデルとして位置付けられている。

サウンドと振動で音楽を体感できる専用シートと3種のパワーユニットを設定

装備面ではSVおよびSV BLACKに、RANGE ROVERとして初めて次世代型車載用振動音響テクノロジーであるボディ&ソウルシート（BASS）の標準装備に注目したい。SUBPAC社の最新触覚オーディオテクノロジーを用い、音を振動として身体全体で感じ取ることができるのだ。ショートホイールベース（SWB）ではフロントシートに、ロングホイールベース（LWB）ではフロントおよびリアシートに搭載され、サウンドを体感し6種類のウェルネス効果を体験できる。

パワートレインは多彩で、3L直列6気筒ディーゼルエンジン（350ps、700Nm）、3L直列6気筒ガソリンエンジンに105kWの電動モーターを組み合わせたPHEV（550ps、800Nm）、さらに4.4L V型8気筒ガソリンエンジン（530ps、750Nmおよび615ps、750Nm）の設定。価格帯は1952万円から3631万円までと幅広く、SV系グレードでは標準ホイールサイズを22インチから23インチに拡大するなど、存在感を高める変更も加えられている。

【AMWノミカタ】

ランドローバーが2026年モデルのRANGE　ROVERの受注を開始した。今回の目玉はこれまでのSVモデルに新たに黒で統一された「SV BLACK」が追加されたことだ。7月に本国ではRANGE ROVER SPORT SV BLACKやDEFENDER OCTA BALCKとともに発表された最もステルス性の高いモデルだ。

今回の「ブラックに浸した」ようなSV BLACKのテーマは時代を超えたラグジュアリーの魅力をもたらすとランドローバーは語っている。実際、SV BLACKは華美を好まず本質を見極めるという新たなラグジュアリーの世界観を提案するモデルだと感じる。黒で統一されながらも圧倒的な存在感を放ち、誰もがRANGE ROVERだと認識できることこそが、ブランド力の証と言える。