「作る」と「触る」を楽しめる一石三鳥のグッズ
サーキットを「走る」「観る」だけでなく、「作って触れる」楽しみ方があるとしたらどうでしょう。東北660シリーズの舞台として知られるスポーツランドSUGOの立体地形を、手のひらサイズに凝縮したキットが登場しました。仕掛け人は、東北660選手権に参戦する辻原直人さん。完成品を飾るだけでは終わらないこのアイテムは、なぜここまでリアルなのか。価格や作りやすさ、現地限定の要素まで含めて、その中身を見ていきましょう。
起伏の激しい日本のサーキットに着目してモデル化
スポーツランドSUGOの立体地形図キットは、名物といえる最終コーナーの10%上り勾配をはじめ、コース外の周回道路や近隣の地形まで忠実に再現。東北660シリーズで活躍するエントラントはもちろん、モータースポーツファンなら誰もが欲しがるであろう。
仕掛け人は、自ら東北660選手権に参戦するクロスフィールドデザインの辻原直人さんだ。かねてよりスマートフォンケースやアパレルなど、地図をモチーフにしたグッズを開発してきた同社。新たなアイテムとして着目したのが、起伏の激しい日本のサーキットだ。SUGOのほかにモビリティリゾートもてぎを第1弾としてリリースした(レシプロデザインというブランドで販売:https://recipro-design.com/)。
とはいえ、単に完成品を飾るだけの製品ではない。モビリティライフスタイルがテーマのブランド「レシプロ」に加わった新製品「レイヤード・ランドスケープキット」は、等高線に合わせてレーザーカットされた粘着シートを貼り重ねることで、「作る」と「触る」も楽しめる一石三鳥のグッズだ。
組み立て式だからといって特別な技術は不要で、難易度は低い。すべてのパーツにシール加工が施されているので糊すら使わず、一部を除きパーツの穴にガイド棒を差し込めば位置もぴったり合う。シートは印刷された紙なので塗装の必要もなく、プラモデルを完成させるよりも簡単なはずだ。ウェブサイトで販売を開始したところ大反響を呼び、オンラインストアの在庫はあっという間に完売した。現在はSUGOオフィシャルショップで購入することが可能だ(オンラインショップでも在庫はありそうだ)。
1/8500スケールに凝縮された圧倒的なリアリティ
そんな状況のなか、辻原さんは2025年9月7日に開催された東北660選手権の第3戦において、クラス優勝のドライバーへ賞品としてキット計5つをプレゼントしてくれた。当日に完成品を見せてもらったが、感想は「とにかくリアル」のひと言に尽きる。
全体の高低差がよくわかるうえ、コースの下をくぐる外周路、さらに西コースや周囲の山まで忠実に再現されているところに驚かされる。スケールは1/8500で、シート1枚の高さは3m相当。完成サイズが140×200×27mmと手ごろなのもありがたい。
ほかにもサーキットの名称や概要が記されたアクリルの台座が付属したり、製作時に使ったガイド棒がそのまま自立スタンドになるといった配慮がなされている。また、シートは牛乳パックなどから作った100%再生紙というのもエコだ。
価格は6600円で、国内生産にもこだわった。もちろんSUGOももてぎもサーキットの許諾を得ており、SUGOでは入場ゲート脇にあるオフィシャルショップと、場外にある「SUGOカフェ」でも販売されているとのことだ。
スポーツランドSUGOの「レイヤード・ランドスケープキット」は、SUGOのオフィシャルショップでの購入をおすすめする。ちなみにSUGOで販売している分に関しては、創業50周年の記念シールが貼ってあるという。今後はほかのサーキットにもラインアップを拡大する予定なので、ホームコースの立体地形図を待ち望む人は期待してほしい。自分で走ったり観戦に行ったりするサーキットのミニチュアを、自宅やオフィスのインテリアにすれば、モータースポーツをより身近に感じられることは確実だ。
















































