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腕とセットアップで勝負!スズキHA36「アルト」ワンメイクレース最終戦は雨で混戦模様

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TEXT: 佐藤 圭(SATO Kei)  PHOTO: 佐藤 圭(SATO Kei)

  • 総合ポールポジションも岡野。実力は確かなドライバーだけに来年はチャンピオン候補か
  • 1クラスの表彰式
  • 2クラスの表彰式
  • 1クラスのシリーズチャンピオンは346#岩塚眞澄。レンタル車両で1年間戦い抜いた
  • 1クラスのシリーズチャンピオンは346#岩塚眞澄。レンタル車両で1年間戦い抜いた
  • ウクライナの油脂類メーカー「XADO」よりたくさんの協賛品が。ギヤ用の添加剤はとくに好評で、東北660でもユーザーが増えている
  • 恒例となった舟山賞。自身もドライバーとして東北660シリーズに参戦する舟山康選手が再生させたG-SHOCKを4名にプレゼント!
  • 軽量パーツを1点プレゼントする「ハートビート賞」は、2クラスの390#佐久間航平を選出
  • 1クラス優勝の1#岡野知大
  • 1クラス準優勝の596#田中翔馬
  • 1クラス3位の963#岡部皓輝
  • 2クラス優勝の728#高杉俊太郎
  •  2クラス準優勝の361#高松正雄
  • 2クラス3位の305#阿部孔城
  • 白線をショートカットする走路外走行は違反として厳しくチェックされる。とくに1コーナーのイン側ははみ出しやすいので注意が必要
  • 練習から決勝まで雨が止むことは一瞬たりともなく、常にヘビーウェットという過酷なコンディション。それでも事故なく終えられたのは、ドライバーの技術とマナーが高い証拠だ

東北660・HA36カップ第3戦レポート

HA36型スズキ「アルト」のワンメイクレース「東北660・HA36カップ」のシリーズ最終戦が、雨が降り続くエビスサーキット西コースで行なわれました。ドライバーの腕と判断力が試される難しいコンディションでのタイトル争い。前戦の雪辱を晴らすべく快走する選手や、初挑戦で存在感を示した新たな顔ぶれの登場など、見応えのあるレースとなりました。シリーズを締めくくる最後の激戦の模様を、クラス別に振り返ります。

前レースで失格となった原因を修復して挑む最終戦

2025年10月26日。NAエンジンのHA36アルトによるワンメイクレース、「東北660・HA36カップ」の第3戦がエビスサーキット西コースで開催された。全3戦で行なわれるシリーズの最終ラウンドというだけあり、どのドライバーも自身のランキングをひとつでも上げようと、雨が降り注ぐなか入念に走り込み、セットアップを重ねていた。

1クラス:岡野知大がウエイトを積んで見事優勝

まずは1クラスの模様から見ていこう。予選で唯一となる1分28秒台をマークし、総合のポールポジションを獲得したのは、シーズン途中から参戦する1#岡野知大だ。以前は東北660ターボGPで好成績を残していたドライバーで、第2戦では上位でチェッカーを受けたものの、車両重量が規定を下まわっていて失格という処分を下された。

雪辱に燃える今回はウェイトを積んで重量を合わせ、腕の差が顕著に出るウェット路面で実力を証明。遅れること約0.4秒差で2番手につけたのは、JAF公認レースでも活躍した大ベテランの姉・珍、3番手は岡野のチームメイトで、同じく第2戦を最低重量違反で失格となった963#岡部皓輝だ。

決勝は安全性を考慮しローリングスタートが採用され、岡野は安定したラップを刻みながらレースを牽引する。予選から大きくポジションを上げたのは59#田中翔馬。ロードスター専門店のオーナーとして知られるが、グリップ走行は本大会までほぼ未経験で、当初はセッティングにだいぶ苦しんでいたようだ。しかし今シーズンは確実に表彰台をゲットするようになり、今戦は予選4番手からジャンプアップし自己最高の準優勝。3位は姉・珍をパスした岡部となった。

2クラス:高杉俊太郎が圧倒的な速さで完勝

続いてAGSミッションの2クラス。ポールポジションは東北660選手権とダブルエントリーの728#高杉俊太郎で、クラス唯一の1分23秒台をマークするばかりか、総合でも5番手という速さを見せつける。それを追うのは、こちらもダブルエントリーの361#高松正雄、さらに2025年からレース復帰を果たした440#塩野力也が続く。

高杉が逃げる展開は決勝でも変わらず、そのまま見事にポール・トゥ・ウィン。高松もポジションを守って準優勝を遂げた。3位に食い込んだのはダークホースの305#阿部孔城だ。東北660選手権にはマイカーで参戦していたが、今回はレンタルマシンでHA36カップにデビュー。初めての車両かつウェットという不利な条件にもかかわらず、初戦で表彰台を獲得したのは見事というほかない。来シーズンも継続して参戦すれば、台風の目となるだろう。

シリーズチャンピオンと来季への展望

なお、シリーズチャンピオンは1クラスが346#岩塚眞澄、2クラスが575#高橋康平とARYレーシング勢が独占した。ランキング上位のドライバーについては、また別の機会に紹介したい。

回を重ねるごとにレベルが上がっていくHA36カップ。来シーズンも2025年と同じ全3戦を予定している。スケジュールが決まり次第、ウェブサイトやSNSで告知するため、興味がある人はオフシーズンの間にクルマを作り込んでおこう。

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  • 佐藤 圭(SATO Kei)
  • 佐藤 圭(SATO Kei)
  • 1974年生まれ。学生時代は自動車部でクルマ遊びにハマりすぎて留年し、卒業後はチューニング誌の編集部に潜り込む。2005年からフリーランスとなり原稿執筆と写真撮影を柱にしつつ、レース参戦の経験を活かしサーキットのイベント運営も手がける。ライフワークはアメリカの国立公園とルート66の旅、エアショー巡りで1年のうち1~2ヶ月は現地に滞在。国内では森の奥にタイニーハウスを建て、オフグリッドな暮らしを満喫している。
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