知識と技術はすべて独学! DIYで作り上げた異端のアウトバック
本来はリフトアップしてアウトドア仕様に仕立てることが多いスバル「レガシィ アウトバック」を、あえて極低車高で魅せる異色の1台。「クリーンに、キレイに」をテーマに、エアサスやBBS LM、スムージング加工などをすべてDIYで仕上げたTさん。純正流用の知識と高い技術力を武器に、誰もが二度見するスタイルを実現した。
オーナー歴2年。ギャップ狙いの変なクルマ! アゲるクルマでサゲを楽しむ!
ベース車自体には「そこまでこだわりはなかったんですが、4WDのステーションワゴンでサンルーフ付き。さらにベージュのインテリアとなるとアウトバックしかなくて(笑)」とのことだ。
ボルボ「V90」も候補に挙がったが、「車高を落としにくいと聞き、剛性にも定評のあるスバル車を選びました」と語る。ただし、低車高にしたことで家族からは不評を買ってしまったそうだ。
「本当は純正のまま乗るファミリーカーを予定していましたが……イジってしまいました(笑)。妻に怒られています」
なお、ファミリーカーとしてはカスタムをしていないトヨタ「エスティマ」を別に所有しているという。多趣味の”T”さんは、ジェットスキーも楽しむアクティブなオーナーである。

自分のクルマは自分で作る! 純正流用できるパーツの知識も豊富
カスタムはすべてをDIYでこなしている。フロントバンパーのナンバー穴は、スプレーガンやパテなどを使いきれいに穴をふさぐスムージング加工を施した。ヘッドライトは殻割り(レンズを分解する作業)をおこない、インナーマーカーをオレンジ色にペイントしている。ナンバー穴を処理したあとのペイントも、カラーナンバーを調べて違和感なく塗り上げているという徹底ぶりだ。
また、足回りもBS9型(6代目)スバル レガシィ アウトバック用のエアサス設定がないなか、ほぼ同設定となるスバル「フォレスター」用がラインアップにあることを調べ上げ、ロームエア製のエアサスペンションを装着。こちらも自身で取り付けている。アウトバックの特性上、リフトアップ用パーツはあってもローダウン用は想定外であるため、純正流用の知識が生きているのだ。
「すべてインターネットや他車を参考にしながら独学でカスタムしています」
フロントは純正のロアアームを加工し、リアにはスバル「BRZ」用の調整式アームを備えている。また、キャンバー角(正面から見たときのタイヤの傾き角度)は前後とも下げた状態で約8度に揃えている。
「キャンバー角は前後で整っていたほうが好みです」と”T”さんはこだわる。
フェンダーはたたき出しなどの加工はせずに純正のまま。ツメ(フェンダー内側の折り返し部分)自体は小加工を施している。ホイール用のスペーサーを前後に5mm装着し、フェンダーにしっかりと寄せることも忘れない。ホイールはBBSブランドの「LM」の18インチ(フロントおよびリアともに10J インセット3)を履きこなす。この低車高はサスペンション自体にまだ下げる余地はあるが、車体のメンバー(骨格部分)が着地している状態だという。

見せる部分のこだわりは、細かなパーツまでにおよぶ
ほかにもこだわりがあり、マフラーはセンターからリアピースまでワンオフ(特注)で製作している。さらにリアのバンパーから少しだけ出るようにオーダーした。4本出しゆえに小さくないインパクトを放っている。
ワイパーも北米(US)仕様とし、左側から動くようモーター自体を変更している。さらに一体感がありすぎて気づきにくいが、スーリー製のルーフボックスを購入時の黒からボディ同色にペイントした。大きく形を変えるのではなく、細部にまでさりげないこだわりが光る1台に仕上がっている。




































