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【三菱eKワゴン・eKクロス試乗】軽自動車のイメージを一新した高質感な走りと内外装

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TEXT: 藤田竜太(FUJITA Ryuta)  PHOTO: 小林健

ワゴンとクロスの悩ましき選択

 今年3月にデビューした、三菱自動車の軽ハイトワゴン「eK X(クロス)」と新型(4代目)「eKワゴン」。三菱自動車と日産の合弁会社NMKV(日産 三菱 軽 ビークル)が企画・開発(今回は日産が主導)し、三菱の水島製作所での製造するクルマだ。プラットフォーム、エンジン、CVTなど、主要部分はすべて新開発。クルマとしての出来が良いと、評判の2台を連れ出し、試乗してみた。

 とくに同じeKながらも見た目が大きく異なる「ワゴン」と「X(クロス)」それぞれを特徴をチェックし、購入する際の一助になればと思う。

カラーバリエーションはXに11パターンを用意

 注目できる点はいくつもあるが、とにかく驚いたのは内外装のクオリティの高さ。デザインは後述するとして、プレスライン、塗装の良さ、シートの作り、ダッシュやメーターパネル、ドアの内張りなどの素材がこれまでの軽自動車の質感に比べ格段にいい。

 もうひとつボディカラーのバリエーションが豊富なのも大きな特徴。eKワゴンは、新色のミントブルーメタリックをはじめ、コラールピンクメタリックやオークブラウンメタリックなど落ち着いたモノトーンの7パターン。eKクロスは新色のサンシャインオレンジメタリックをはじめ、モノトーンが6パターン、ボディとルーフカラーを塗り分ける2トーンが5パターンの計11パターンがある。

 軽自動車だけでなく国産車の場合、ボディのデザインは凝っているのに、ボディカラーはオーソドックスで、カラーで遊ぶ、カラーで楽しむという自由度が低いクルマが多い。これほどの色の選択肢があるのは歓迎したいし、他のクルマでも見習ってもらいたいところだ。

eKワゴンは自然吸気エンジンのみ

 さて、eKクロスとeKワゴンの違いだが、大きな違いはフロントフェイスとエンジン。eKクロスはSUV系のカスタムモデルで、デリカD:5直系のタフで力強いデザインを採用。eワゴンはベーシックなデザインで、兄弟車の日産デイズと共通する(グリルやエンブレムは違う)。両車の違いがデザインだけなら「お好きな方」とカンタンなのだが、搭載するエンジンの違いがあるのでライフスタイルを鑑みて考える必要がある。

 eKクロスには、DOHC3気筒インタークーラー付ターボ+ハイブリッドとNAのDOHC3気筒+ハイブリッドの2種類のエンジンを用意。高速道路を使ってロングドライブをする機会が多い人、山間部での使用を考えている人は、力強さに余裕があるターボエンジンを搭載するeKクロスをチョイスした方が間違いない。

 eKワゴンはDOHC3気筒のNAエンジンのみ。eKワゴンのNAエンジンも十分よく走る性能を持っているが、どちらかといえばタウンユース向き。1日の走行距離が100km以内という人ならばオススメの選択といえるだろう。

 というわけで試乗。まずはeKクロスから。運転席に座ってみて初めに感じたのは、ドライビングポジションの取りやすさ。視界は広いし、シートもゆとりがあって、フィット感がいい形状になっている。また新型eKから、座面高さの調整はラチェット式リフターレバーに変更され、より適切なポジションを合わせやすくなっている。これはeKワゴンでも共通だ。

 

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