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アクセルの踏み方だけで燃費は良くなる! 自分でできるエコなドライビングテクニック

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TEXT: 佐藤 圭(SATO Kei)  PHOTO: Auto Messe Web編集部

ムダな加減速を減らしたドライブを

 続いて減速時のテクニック。信号が赤になったり前方のクルマが速度を落としたら、早めにゆっくりとアクセルを戻し、エンジンブレーキを使って減速する。この方法は、ガソリンだけじゃなくブレーキパッドの摩耗節約にもなるというメリットがある。

 アクセルは、前のクルマとの距離や停止位置などを考えて戻すが、アクセルオフ状態時に追突などしないよう、エンジンブレーキだけでなく必ずフットブレーキも併用すること。

 

 また、走行中はムダな加減速をできる限り減らし、一定の速度をキープすることも重要だ。要は『アクセルの踏み直し』を減らすのが目的で、燃費にとってベストな速度は一般道なら時速40~50km、高速道路では80kmといわれている。

 ただし双方とも交通の流れを乱してまで、燃費運転に徹するのは決して褒められる行為じゃない。交通量や他車のスピード、前後の車間距離などを見極めることも忘れずに。

 ただし、上り坂ではアクセル一定だと速度が落ちるため、アクセルを踏む量は増やす必要がある。注意点は、勾配がキツくなってから急に加速するのではなく、上り坂の手前からじわじわとアクセルを踏む量を増やすこと。その方が燃費は良くなるのだ。

 また、下り坂では慣性が働き勝手にクルマが加速するので、アクセルを緩めるかオフにして、エンジンブレーキを使い速度が出すぎないようにする。エンジンブレーキだけでは、前のクルマとの距離が近づき過ぎる場合はフットブレーキも併用。車間が離れたらブレーキを離すなどなどで、うまく前車との距離を保つといいだろう。

積載物やタイヤの空気圧も要チェック

 これら燃費向上に繋がる走り方に加え、ガソリンを節約するワザとして5つほど紹介しよう。

1)余計な荷物を積まずに軽量化
2)タイヤの空気圧が低すぎないか定期的に確認
3)暖機運転は長くとも数十秒で済ませる
4)アイドリングストップをマメに行なう
5)エアコンの使いすぎに気を付ける

 車重を10キロ軽くして5km走れば15mlのガソリン節約、アイドリングは5分間で65mlのガソリンを消費、タイヤの空気圧が50kpa低いと燃費は2〜4%悪化など、日本自動車工業会がデータを公表している項目も多い。

 いずれも単独じゃ効果は小さいかもしれないが、省燃費ドライブはまさに『チリも積もれば山となる』だ。ココで紹介したテクニックを組み合わせて、サイフにも地球にも優しいドライバーを目指して欲しい。

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  • 佐藤 圭(SATO Kei)
  • 佐藤 圭(SATO Kei)
  • 1974年生まれ。学生時代は自動車部でクルマ遊びにハマりすぎて留年し、卒業後はチューニング誌の編集部に潜り込む。2005年からフリーランスとなり原稿執筆と写真撮影を柱にしつつ、レース参戦の経験を活かしサーキットのイベント運営も手がける。ライフワークはアメリカの国立公園とルート66の旅、エアショー巡りで1年のうち1~2ヶ月は現地に滞在。国内では森の奥にタイニーハウスを建て、オフグリッドな暮らしを満喫している。
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