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オーラがハンパない! 「セリカ」「フェアレディZ」「117」など70年代クーペが「神車」すぎる

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TEXT: 原田 了(HARADA Ryo)  PHOTO: 原田 了

火の鳥カラーのワークスレーシング仕様が強烈だった日産チェリー

 日産のラインナップでも大小様々なクーペが名を連ねていました。

 排気量の大きなモデルから紹介すると、先ずはフェアレディ240Z-Gが挙げられます。2シーターはクーペと言うよりもスポーツカーだ、との声も聞かれますが、それには4人乗りの2by2がラインナップされているということで反論しておきましょう。

 初代GT-Rを含めてスカイラインの2ドアハードトップもクーペと呼ぶべきかは意見の分かれるところです。しかし日産自らがクーペと謳ったモデルもありました。その筆頭はブルーバードです。

 70年代と言えば歴代屈指の名車とされる3代目ブルーバード(510系)ですが、コロナのハードトップに対抗する格好で68年には2ドアクーペがラインナップされていました。

 さらに弟分のサニーにもクーペがラインナップされていました。

 個人的には末弟となるチェリーのクーペの印象が強烈でした。

 ロングルーフでコッペパンのような、そう言えばクーペ(Coupe)の語源がコッペパンだとの説もあるようですが、それはともかくチェリークーペの中でも印象が最も強かったのはレース仕様。

日産のワークスカーで火の鳥を連想させるカラーリングが当時の中学生のレース小僧には突き刺さりました。

それぞれに持ち味がありキャラが立っていた三菱クーペ3兄弟

 三菱にもクーペ・ブラザーズが用意されていました。

 長兄は、何といってもギャランGTOです。69年に登場し三菱の主力車種となっていたギャランをベースにした、ひとクラス上のスペシャリティカーで、デザイン的にはファストバッククーペ。メカニズム的には、ベースとなったギャランにはない2Lツインカムを搭載したモデルも用意されていました。

 GTOはGran Turismo Omologato(イタリア語でGTとして承認された、の意)の頭文字を連ねたもので、弟分として翌70年に登場したギャランクーペFTOはFresco Turismo Omologato(イタリア語でフレッシュなツーリングカーとして承認された、の意)から命名されていました。

 そのFTOですが、こちらはギャランのクーペバージョンという立ち位置でした。FTO自体は短命でしたが、75年に後継のランサー・セレステが登場しています。こちらはギャランの後継となるランサーのクーペバージョンでした。

 忘れてならないのが末弟のミニカ・スキッパーです。69年に登場していた2代目ミニカのクーペバージョンでしたがヘッドライトのディテールなどもGTOに倣ったデザインを採用、小粋なミニクーペとなっていました。

学生時代に後輩が、可愛い彼女と2人でツーリングに出かけるのを硬派な先輩として見送っていたのを思い出します。

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