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「トウ」「ハロ」「リフトアンドコースト」! イマドキのレース観戦には必須の用語9つ

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TEXT: 藤田竜太(FUJITA Ryuta)  PHOTO: フェラーリ、メルセデス・ベンツ、FCA

6)Fワード

 F1のチームラジオなどを聞いていると、ときどき「ピー」という自主規制音(ピー音)が入ることがある。これは激高したドライバーが放送禁止用語の類を発したケース。たいていは、「英語でもっとも下品な単語」、Fから始まるこの四文字で、これを”the F-word”という。ちなみにF1ドライバーが多用する、F1用語だから「Fワード」というのではない……。

7)コピ(COPY)

 これもチームラジオでよく使われる言葉。多くはドライバーから、チームに何か報告したとき、エンジニアが「COPY THAT」「OK COPY」などと返答している。「了解」「わかった」という意味で、もともとはアメリカの無線通信分野で使われていたらしい。

8)リフト アンド コースト

 リフトは「lift off」を示す。つまりアクセルから足を離すこと。「Coast」は、ソリなどの滑走、滑降、(下り坂での自転車の)惰力走行のこと。つまり、ストレートエンドなどで早めにアクセルを戻して、惰性でクルマを走らせ、燃費をセーブする走らせ方。

 F1の場合、「リフト アンド コースト」を使っているときは、テールランプが点滅するので、後続ドライバーや観客にもよくわかる。F1のようにMGU-K(Motor Generator Unit Kinetic)=運動エネルギー回生システムがついている場合は、早めにアクセルを戻すことで、MGU-Kの効率も上げられる。F1以外でも、耐久レースなどではおなじみの走法。

9)ハロ(ヘイロー)

 F1では2018年から義務付けられたドライバー頭部保護デバイスのこと。見た目がカッコ悪く、重心が高くなり、重くなる。空力的に影響が大きいと大不評だったが、ドライバーの頭部をアクシデントではずれたタイヤその他のパーツ、破片などから保護するために導入された。F1以外にも、フォーミュラE、FIA F2、スーパーフォーミュラ、F3、F4などでも義務付けられている。

 今回は9つの用語をピックアップしてみたが、これを読んで2020年のF1中継をじっくり楽しもう。

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  • 藤田竜太(FUJITA Ryuta)
  • 藤田竜太(FUJITA Ryuta)
  • モータリング ライター。現在の愛車:日産スカイラインGT-R(R32)/ユーノス・ロードスター(NA6)。物心が付いたときからクルマ好き。小・中学生時代はラジコンに夢中になり、大学3年生から自動車専門誌の編集部に出入りして、そのまま編集部に就職。20代半ばで、編集部を“卒業”し、モータリング ライターとして独立。90年代は積極的にレースに参戦し、入賞経験多数。特技は、少林寺拳法。
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