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「高齢」になっても事故を起こさないためには「その前」から対策! いますぐ身につけるべき「運転習慣」5つ

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TEXT: 御堀直嗣(Mihori Naotsugu)  PHOTO: Auto Messe Web編集部、AC

先を読み、遠くを見る「目」を鍛える

 同じく時間経過の視点では、運転中はできるだけ遠くを見るように心がけることも大切だ。信号が変わったとか、渋滞しはじめたというような情報を、できるだけ早く入手することで、あらかじめ心の準備ができ、運転操作に慌てることが減る。あるいは先のカーブがどれくらいのきつさであるかも読めるようになり、ハンドル操作の遅れを抑えることにもつながる。

 武道では、遠山の目付(えんざんのめつけ)という教えがある。これは相対した相手を凝視するのではなく、遠くにある山を見るように全体を視野に入れることを意味している。もちろん、相手に注意しないというわけではないが、凝視してしまうと見えてこない、手足の動きや、あるいは周囲にいる別の人の動きや気配も感じられるようになるという教えである。

 これは、クルマの運転にも通じて、前を走るクルマにも注意は必要だが、そればかりに気をとられるのではなく、遠い山を見るかのようにフロントウィンドウ先の前を視野に入れる。そうすると、先のクルマの様子(ブレーキを踏んでいたり渋滞していたり)や、道路のゆくえ、信号機の状況などが自然に目に入り、なおかつ、ミラーに映る後続車の様子や気配などにも気づくことができるようになる。

 運転席に腰を落ち着け、遠山の目付で前方を見ながら運転していると、心も落ち着き、次の操作への準備も整いやすくなり、的確な運転操作が安全につながる。目の付け所だけでも運転は変わってくるはずだ。

 目での確認がすぐにしにくくなったり、操作に時間を要したりしがちになる高齢者はもちろん、ここで紹介したいくつかの心得は、すべての運転者にもあてはまる。こうした運転を習慣づけると、運転が楽になり、疲れにくくなり、クルマで出かけることが億劫になりにくいのではないだろうか。そして若いころからこうした運転を習慣づけておけば、年齢を重ねたときにも安全で楽な運転を続けられるはずだ。

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