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「NAPAC走行会 in富士」で痛感! 知らないと損をする「ブレーキ」の仕組みと性能

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TEXT: Auto Messe Web編集部  PHOTO: Auto Messe Web編集部

ブレーキパッド選びは「普段走る場所」もキーになる

 また、ブレーキパッドを選ぶポイントは「よく走るサーキット」も重要である。例えば富士スピードウエイよりツインリンクもてぎは、ブレーキを酷使するためパッド温度は高めになる。後者をよく走るドライバーならCC-Rgがいい。 ちなみに富士スピードウェイの場合、ピットイン時に計測するとピットロードで冷え始めていることもあり380℃くらい。走行中は最大で700℃くらいになっているはずだという。適正温度域の高いブレーキパッドCC-Rg ストレートが長いサーキットはブレーキを冷やす時間が多いが、タイトコーナーが連続するミニサーキットは速度域は低くてもブレーキには厳しいそうだ。

 ブレーキパッド交換の次のステップとしてこだわりたいのが、ブレーキフルード。沸点が高い製品は、ベーパーロックを起こしにくい。ブレーキフルードのラベルには「ウエット沸点」として上限温度が表示されているそうだ。沸点を考慮した適正なフルードに交換することでベーパーロック症状は回避できるのだが、ブレーキフルード選びをするときにはブレーキタッチ感覚に関わる粘度にも気を使いたい。ブレーキフルードも沸点温度、粘度のバリエーションがある トータルバランスを考えた時、ブレーキローターの交換が必要なときもある。その時には放熱性やブレーキダストのクリーニング性に優れたスリットタイプやドリルドタイプを選ぶと良いだろう。同じブレーキパッドでも、制動力はもちろん熱ダレしにくくなる。 大径ブレーキローター キャリパーの大型化は、大型パッドが使えるようになり、制動力を高めるためにピストン数の多いタイプもラインアップされている。 サーキット走行の頻度が高い人は、大径ローターと大型キャリパーに換装するほうが、安定した制動性能を手に入れられるだけなく、ブレーキパッドやローターの耐久性も向上するので、結果的にコストも安くできるケースもあるそうだ。

 命を守るブレーキ。クルマ好きならなおさら、それぞれのパーツの役割をしっかり把握して、カスタマイズをしてほしい。

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