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「ツーリングワゴン」ブームの立役者! スバルを救った90年代「レガシィ」伝説とは?

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TEXT: 井元貴幸  PHOTO: スバルマガジン編集部

利便性や安全性を大幅に進化させた3代目の存在意義

 90年代も終盤に差し掛かった1998年、レガシィは3世代目へとフルモデルチェンジを行った。キャッチコピー「新世紀レガシィ」の名の通り、世紀へ向けた大幅な改良が施された。設計はこれまでセダンをベースにワゴンを製作してきたが、3代目はワゴンのユーティリティを向上させる意味も込めワゴンベースで設計された。リヤサスペンションは2代目までのストラット式からマルチリンク式へ変更。ラゲッジスペースを拡大するとともに、悲願の後席リクライニング機構をレガシィとして初採用した。

また、ボディも衝突安全性を考慮し剛性を大幅に向上させた新環状力骨構造ボディを採用。さらに運転席、助手席のエアバッグとABSに加え、全席3点式シートベルトとヘッドレストをこの時から全車標準化していた。また、パワートレインも全車フルタイムAWDとなった。3代目では横滑り防止装置「VDC」やアイサイトの前身となる「ADA」を一部のグレードに設定。電子制御による運転支援の先駆けはまさにこの3代目レガシィからといえるだろう。

 もちろんHIDヘッドランプやマッキントッシュサウンドシステムといった魅力的な装備も充実し商品力を高めていたことも特徴だ。またワゴン登場から半年後にセダンも登場。B4のサブネームが与えられ、ターボモデルのRSKとNA DOHCのRSというシンプルな2グレード構成でスポーツセダンというコンセプトで割り切ったのも功を奏し、人気も高かった。

 グランドワゴンはランカスターと名前を変え、よりキャラクターを強めた。登場時2.5L NAモデルのみを設定。1999年の改良でアイサイトの始祖といえるステレオカメラを用いた先進運転支援システムADA(ActiveDrivingAssist)も登場した。

また、北米専売モデルとしてレガシィベースの4人乗りピックアップトラックの「BAJA(バハ)」も設定されていた。NAモデルの他ターボモデルも存在した。

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