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「グループAモチーフのR32GT-R」に2台しか存在しない「R34 NISMO S-Tune」! GT-Rだらけの巨大ミーティングで見つけた「気になる2台」

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TEXT: 小鮒康一(KOBUNA Koichi)  PHOTO: Auto Messe Web編集部 米澤 徹

R34スカイラインGT-R オーナー:ackyさん

 続いて紹介するのは、ackyさんの所有するR34スカイラインGT-Rだ。ライトニングイエローと呼ばれる鮮やかな黄色は、R34スカイラインGT-R登場時の広報車としても導入されたカラーであり、当時のメディアなどで目にした記憶がある人も多いのではないだろうか?R`sミーティングで見かけたスカイラインGT-R しかし実際のところ、ライトニングイエローを纏ったR34GT-Rは100台にも満たない台数しか販売されなかったようで、非常に希少なカラーとなっている。

 ただ、ackyさんのGT-Rはそんな希少なボディカラーを纏っているだけではない。NISMOが良質な中古車をベースに造り上げたコンプリートカー「S-tune」であり、ライトニングイエローのS-tuneはわずか2台しか製造されなかったという超レアモデルなのだ。R`sミーティングで見かけたスカイラインGT-R このS-tuneは「S1エンジン」と呼ばれる、400ps/45.0kg-mを発揮するチューニングが施されたRB26DETTエンジンを搭載している。サスペンションやブレーキ類、エアロキットまで総額360万円のNISMOパーツが組み込まれたもので、企画がスタートした2004年当時の価格は700万円~750万円だったというから、今の価格からすると破格と言えるものだった。R`sミーティングで見かけたスカイラインGT-R そんな希少なモデルを手に入れたackyさんは元々バイクでバリバリ走っていたのだが、残念ながら事故によりバイクを降りることに……。それなら速い4輪として知られているGT-Rを買おうと中古車を物色しはじめた。R`sミーティングで見かけたスカイラインGT-R 探し始めたのは今からおよそ4年ほど前だったが、状態の良いものを探しているうちにGT-Rはどんどん高騰を続け、当初よりも相場が100万円ほど高くなってしまう。「このままでは買えない金額になってしまう」と思いはじめたタイミングでこの黄色いGT-Rが在庫車両として掲載され、無事購入に至ったとのこと。

 すでに高い完成度を誇るS-tuneだけに、自ら手を加えたのはホイールをLM GT4の19インチにし、レカロのSR-7を2脚入れた程度。年に1度はサーキット走行も楽しんでおり、猫可愛がりし過ぎない点も素晴らしい。R`sミーティングで見かけたスカイラインGT-R ちなみにボディカラーのイエローはackyさん自身のラッキーカラーであり、限定のグリーンカラーのSR-7はバイク乗り時代の愛車がカワサキだったことに由来している。一見するとアンマッチにも思えるが、実際に装着した状態を見ると意外なほどマッチしており、これも唯一無二の個性となっている点が印象的であった。

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