クルマを文化する
REAL CAR CULTURE

AUTO MESSE WEB

クルマを文化する
REAL CAR CULTURE

AUTO MESSE WEB(オートメッセウェブ)

  • TOP
  • CUSTOM
  • 正月の定番だった「クルマのしめ縄」! 今やすっかり姿を消した「意外な理由」とは
CUSTOM
share:

正月の定番だった「クルマのしめ縄」! 今やすっかり姿を消した「意外な理由」とは

投稿日:

TEXT: 佐藤 圭(SATO Kei)  PHOTO: Auto Messe Web編集部/BMW/写真AC

トラブル回避の風潮にも押され 

 次はクルマ側に起因するしめ縄が衰退した理由。もっとも大きいと感じるのはデザインの変化だ。しめ縄はフロントグリルに飾るのが定番だったが、近年はグリルレスのクルマが多いせいで取り付ける場所に困るだけではなく、デザインが洗練されお世辞にも正月飾りが似合っているとは言えないクルマが増えた。

グリルレスなプリウス

 せっかくの愛車をカッコ悪くしてまで神頼みしなくても、と考える人は若年層になればなるほど多いと思われる。宗教心に関係なく流行りでクリスマスリースなどに目が行けば、しめ縄もまた復活しないのかとも言えなくはないが……。もうひとつはバンパーに擦れて傷が付くのを嫌ったり、走行中に外れてトラブルに発展する可能性を避けることも大きい要因だろう。

 また最新の安全装備を搭載したクルマであれば、自動ブレーキのセンサーなどに何らかの影響があるかもしれない。交通安全を祈願して装着したはずなのに、しめ縄が原因で危険を招いたら本末転倒だ。

センサーが隠れた悪い例

 日本の伝統を守ったり愛車の無事故を願う気持ちは大切だが、取り付ける際はセンサー類の作動をジャマしないか、そして基本中の基本としてナンバープレートが隠れないかも注意すべし。

12
  • センサーが隠れた悪い例
  • グリルレスなプリウス
すべて表示
  • 佐藤 圭(SATO Kei)
  • 佐藤 圭(SATO Kei)
  • 1974年生まれ。学生時代は自動車部でクルマ遊びにハマりすぎて留年し、卒業後はチューニング誌の編集部に潜り込む。2005年からフリーランスとなり原稿執筆と写真撮影を柱にしつつ、レース参戦の経験を活かしサーキットのイベント運営も手がける。ライフワークはアメリカの国立公園とルート66の旅、エアショー巡りで1年のうち1~2ヶ月は現地に滞在。国内では森の奥にタイニーハウスを建て、オフグリッドな暮らしを満喫している。
著者一覧 >

 

 

 

 

 

ranking

RECOMMEND

MEDIA CONTENTS

WEB CONTENTS

 

 

 

 

 

MEDIA CONTENTS

WEB CONTENTS

ranking

AMW SPECIAL CONTENTS