パンチのきいた加速を味わえるターボ名機R06A
筑波サーキットでの各ショップのタイムアタックでは、ラジアルタイヤで1分8秒台に突入。8秒というと、ライトチューンしたZC33Sスイフトスポーツや、86/BRZと遜色ないタイム。それがわずか660ccのアルトワークスで達成できてしまうのだ。
パーツも豊富でタービンは各社から仕様違いが出ているので、好みのものをチョイスできる。タービンを変えたら、アウトレットやキャタライザーの交換もオススメで、一気にアクセルレスポンスが良くなる。インタークーラーも変えればさらにパンチ力がアップ。ブースト圧1.3kg/cm2も掛ければ、まさにカットビ軽の完成である。
排気量は少ないがハイブーストのアルトワークスには、ハイブーストらしいフィーリングが備わる。回転の上昇とともに「グワッ」と加速していく感じが、まさにハイブーストチューニングカーのフィーリングなのだ。これはスカイラインGT-RのRB26やシルビアのSR20にも劣らない、中毒的なエンジンフィールである。
100万円以下でよりどりみどりな「ターボRS」もアリ!
ボディも驚異的に軽量で車重は700kgちょっと。パワーウエイトレシオは7を切るほど刺激的なのである。足まわりのパーツも豊富にあり、街乗り向けセットからサーキット用セッティングまで可能。あらゆるパーツが出ていて、軽自動車向けとあってその価格がリーズナブルでいじりやすいのもアルトワークスの魅力だ。
そしてアルトターボRSもチューニング可能。ほぼ同じクルマなので同スペックまで持っていける。シフトがゆっくりとしたAGSだけがネックになるが、ECU書き換えでAGSのプログラムも書き換えることが可能。フォルクスワーゲンのDSGのようにはならないが、普通のオートマくらいのレスポンスまでは改善できる。パワフルなオートマとして仕上げて通勤快速マシンにするのも手なのだ。