ハイエースの中からクルマが登場!? BMW最小の「イセッタ」を愛する熟練オーナーの楽しい「バブルカー」ライフ (2/2ページ)

リヤタイヤ1本をチェーン駆動して軽快に走る

 このイセッタのクルマとしてのデータを紹介しておこう。まず登録上は「三輪箱型」となっていて、車検証に記載のサイズは全長2350mm×全幅1390mm×全高1370mm、車両重量420kg。タイヤサイズはフロント2輪が135/80R10で、リヤの駆動輪はオーナーが少し太めの145SR10を履かせている。

 BMW製の298cc単気筒OHVエンジンに組み合わされるキャブレターは元はBing製だったが、ダメになっていたのでケイヒン製に換装されている。そのパワーを後輪に2本のチェーンで伝達して走るわけだ。

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BMW製エンジンはボディ右側なので重心はかなり右に偏る画像はこちら

「スピードはメーター読みで85km/hまで出ますけれど、一番気持ちよく走れるのは70km/hくらいですね。高速道路も走れます。ただ、新東名のようにフラットな路面だと問題ないですが、轍(わだち)があるようなところは3輪なのでフワフワしちゃいます」

トコトコと平和な音を響かせて走る画像はこちら

ハイエースを基地に四国や北海道もイセッタ旅

 青いブライトン・イセッタの助手席に奥さん、その後ろに犬を乗せて、ご自宅の岐阜県瑞浪市から長野県の木曽福島まで、片道100kmほどドライブして蕎麦を食べに行ったりしているという伊藤さん。この日の浅間サンデーミーティングには、ハイエース・グランドキャビンの後部にイセッタを搭載して参加した。3輪なのでラダーレールは3本必要だが、手慣れた作業で電動ウインチを活用しつつ、難なく積み下ろししている。

恐るべきはハイエース・グランドキャビンの収納力かも画像はこちら

「この間もこれで四国一周してきました。メッサーシュミットだと2列目シートも外さないといけないのですが、イセッタだと後席をそのまま使えるので、荷物も積めるし、孫たちも一緒に連れてこれるんです」と伊藤さんはにこやかに語ってくれた。お孫さんたちもイセッタのシートはお気に入りの様子だ。

 かわいらしいイセッタは、浅間サンデーミーティングの参加者による投票でこの日の第3位に入賞。伊藤さんファミリーは記念品を受け取って、楽しそうに帰路についたのだった。

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