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まさに走る博物館状態でマニアも感涙! 「ヴェルナスカ・シルバーフラッグ」で気になったクルマたち

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TEXT: 原田 了 PHOTO: 原田 了

GTクラスもスポーツカークラスも百花繚乱

 GTカークラスの先陣を切ったのはシアタ・ダイナ。ダイナにはクーペとカブリオレがラインアップされていましたが、今回1台だけ出場していたのはクーペモデル。このシアタは質実剛健なボディが架装されていましたが、GTクラスには流麗なデザインのモデルが少なくありませんでした。シアタ・ダイナ

 まずはアルファロメオ・ジュリエッタのスプリント・スペチアーレ。アルファロメオの“伊達”を具現化したようなデザインで、とくにふくよかに流れるようなリヤビューは、見るものを一発でノックアウトしてしまうほどの魅力がありました。アルファロメオ・ジュリエッタ スプリント・スペチアーレ

 続いてはアバルトの1300。フィアット850のフロアパンを流用しながら、カロッツェリアのフランシス・ロンバルディが手掛けたボディを架装したモデルで、シャシーはフィアット製となり信頼性は充分。エンジンはアバルト製でそのパフォーマンスは折り紙付き。それにこの機能的だけれど充分に可愛いルックスのボディ、となると魅力は最高点をマークして当然です。フィアット・アバルト1300スコルピオーネ

 続いてはスポーツカークラスのクルマたちです。ここではまずマセラティのA6GCS スポーツ2000とオスカの187Sを紹介しましょう。マセラティは1926年にエットーレとエルネスト、ビンドのマセラティ兄弟が創設したメーカーで、1937年にはアドルフォとオメールのオルシ父子に譲渡されています。マセラティのA6GCS スポーツ2000

 その後契約によって10年間はマセラティ社で勤務したあと、独立してオスカを立ち上げています。オスカ(OSCA)とはOfficine Specializzate Costruzione Automobili(専門的な自動車製作の工場、の意)の頭文字を繋げたネーミングでした。オスカのエンブレム

 両社にはそんな関係がありましたが、A6GCSは1955年式で187Sは57年式なので、そうした経緯とはまったく無関係です。A6GCSは直6エンジンを搭載したモデルでF1GPからスポーツカー世界選手権まで視野に入れたレーシングカーとして開発されています。マセラティのA6GCS スポーツ2000

 クルマ単体のデザインにも心惹かれるものがありましたが、パルクフェルメでハーフカバーをかけた姿、とくにノックオフ式のナットにカバーのひもをかけているところにゾクッとしました。思考回路が変わっているということでしょうか。マセラティのA6GCS スポーツ2000

 一方のオスカの187Sは、排気量が750ccと小排気量でまとめられているのが特徴で車輌もコンパクト。ドライバーが少し大柄だったのかもしれませんが、走りのカットからでもクルマがコンパクトに仕上がっているのが分かると思います。オスカ187S

 最後の1台はアルファロメオ・ジュリアのTZ2。ツーリングカークラスで紹介したジュリエッタのSZ2と似たネーミングですがTZは、テュボラーレ・ザガートの意味で、ザガートがデザインしたのはSZと同様ですが、パイプフレームで構成されているのが大きな違いです。アルファロメオ・ジュリアTZ2

 ただ、外から見ている分にはフレームがどうのこうのではなく、単純にカッコイイと判断できます。ただし、SZ2が流麗なカッコよさだったのに対してこちらは、圧倒的な“凄み”がにじみ出ています。なので個人的にはSZ2の方が落ち着いてドライブできるのでは、と考えたりもしています。もっとも、いずれ個人で手に入れようという野望など、端っから持っていませんが。

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  • 原田 了
  • 原田 了
  • ライター。現在の愛車は、SUBARU R1、Honda GB250 クラブマン、Honda Lead 125。クルマに関わる、ありとあらゆることの探訪が趣味。1955年、岡山県倉敷市生まれ。モータースポーツ専門誌の地方通信員として高校時代にレース取材を開始。大学卒業後、就職して同誌の編集部に配属。10年間のサラリーマン生活を経て90年4月からフリーランスに。モータースポーツ関連の執筆に加え、オートキャンプからヒストリックカーイベントまで幅広く取材。現在ではAMWに、主にヒストリー関連コラムを執筆。またライフワークとなった世界中の自動車博物館歴訪を続け、様々な媒体に紹介記事を寄稿している。
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