今からでも市販化希望! 夢のあったFRスポーツカーで「トヨタ」や「マツダ」が見せてくれたこととは (1/2ページ)

今からでも市販化希望! 夢のあったFRスポーツカーで「トヨタ」や「マツダ」が見せてくれたこととは

この記事をまとめると

  • クルマ好きを魅了するコンセプトカーが登場するモーターショー
  • なかでもスポーツモデルは多くの来場者から注目を集める
  • 残念ながら市販化とならなかった3モデルを紹介

期待されるも残念ながら市販には至らず……

 モーターショーで発表され、「発売はいつ?」とクルマ好きの間で話題となるのがコンセプトカーです。そんなコンセプトカーは細部の造りこみから、メーカーが市販化をどのくらい具体的に考えているだろうか? という推測もクルマ好きの間で話題に挙がります。今回は、登場時に市販化が近かったのではないかと思われたコンセプトカーのなかから、コンパクトスポーツカーをピックアップして振り返っていきます。

トヨタS-FR(2015年/第44回東京モーターショー出展)

 記憶に新しいスポーツコンセプトカーと言えば、2015年の第44回東京モーターショーに出展されたトヨタS-FRです。トヨタではすでにFRスポーツの86が販売されていましたが、その86よりも小さな弟分に当たるFRモデルとしてラインアップされそうな雰囲気でした。

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S-FRのフロントスタイル画像はこちら

 事実、発表されていたボディサイズも全長3990mm×全幅1695mm×全高1320mm、ホイールベース2480mmとコンパクト。全長と全幅で言えばマツダ・ロードスター(NB型)が近しい数値となります。それでいて乗員定員は4人とされていて、トヨタも「日常使いのなかでもクルマとの対話が出来る、そんな楽しさをエントリーモデルに追い求めた」と発表していました。

 画期的な軽量化、そしてフロントミッドシップに6速MTと独立懸架サスペンションなど、走り好きをワクワクさせる内容でした。内装はファッショナブルな雰囲気に仕上がっていたものの、部分的に既存のトヨタ車のものと思われるパーツが使用されていて、そのようなポイントから「市販化間近か?」と噂されていました。しかし、近年は目立った噂もなく、市販化に対する計画は立ち消えてしまったように思えます。

 もしも市販化されていたら、86よりもリーズナブルな価格で気軽に楽しめる(新車で230万円くらい?)FRスポーツとして、多くのクルマ好きに親しまれたことでしょう。数が少なくなっているFRですが、多くの人がFRを楽しむ機会を与えてくれる存在になったかもしれません。

ダイハツX-021(1991年/第29回東京モーターショー出展)

 コンパクトでリーズナブルなFRスポーツと言えば、1991年の第29回東京モーターショーでダイハツが発表したX-021を忘れてはいけません。日本のレーシングカーコンストラクターである、童夢との共同開発で誕生したこのコンセプトカーは、FRレイアウトで50:50の前後重量配分を実現。1.6Lのエンジンを搭載し、車重は700kgと超軽量に仕上がっていました。

ダイハツX-021のフロントスタイル画像はこちら

 童夢とタッグを組んだことで実現した、最大の特徴といえるのが車体構造。一般的なモノコックボディではなく、アルミ製のスペースフレームにFRPのボディを外装として被せているのです。さらに、サスペンションは当然前後ダブルウィッシュボーンなのですが、アブソーバーの取り付け位置や長いアームの取り回しは、レーシングカーそのものと言っていい仕上がりとなっています。

 ボディを取り外した写真を見ると非常にシンプルな構造。もしも販売されていたら、軽量ゆえに走りが絶賛されるだけでなく、DIYなどでの整備性の高さも評価されていたかもしれません。今でも市販化を期待してしまう1台です。

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