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666馬力で最高速度は306キロ! ランボルギーニ「ウルス・ペルフォルマンテ」の進化した性能とは

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TEXT: 山崎元裕(YAMAZAKI Motohiro)  PHOTO: Automobili Lamborghini S.p.A.

「ベンテイガ」を破った「ウルス」

 ランボルギーニのスーパースポーツSUV「ウルス」が全長約20kmのヒルクライム・コース、パイクスピークに挑み、それまでベントレー「ベンテイガ」が持っていた市販SUVでの記録を大きく超えるタイムでフィニッシュしたというニュースが、一瞬で世界を駆け巡ったのは記憶に新しい。ましてやそのマシンが、ほぼ10日後には世界初公開を控える、ウルスの進化型であるということは確実だったのだから、その話題には何よりも大きな価値があった。

カーボン素材を多用したボディ

 ランボルギーニの計画したスケジュールどおり、ウルス改め「ウルス・ペルフォルマンテ」は、モントレー・カーウィークの幕開けを飾る「ザ・クエイル・ア・モータースポーツ・ギャザリング」の舞台で2022年8月19日に発表された。

 プレゼンターはもちろん、再びランボルギーニのCEOを務めることになったステファン・ヴィンケルマン。ヴィンケルマン氏によれば、約4年間ですでに2万台の生産を行ったウルスの、スーパースポーツSUVとしての究極的なパフォーマンスと個性的なデザインを、その機能性や夢中になれる走りはそのままに、次なる段階へと押し上げたのが、このペルフォルマンテであるという。

 実際にウルス・ペルフォルマンテの姿を見ると、まず印象的なのはよりシャープでダイナミックなデザインへと改められたボンネット、そしてフロントバンパーだろう。

 ランボルギーニはこれまでにも、数々のペルフォルマンテを世に送り出してきたが、このウルスの場合もそれらと同様にスーパースポーツとしてのDNAのほかに、ウルスがそもそも持つエレガントさが主張されている。

 ちなみにこのウルス・ペルフォルマンテは、SUVセグメントの中では最も多くのパートでカーボン素材を用いたモデルであるとのこと。チーフ・デザイナーのミィティア・ボルケルトは、このペルフォルマンテを「カーボンファイバーの広範囲な使用により視覚的な差別化を図るとともに、カスタマーの志向に応える個性的なスーパースポーツSUVとして新たにデザインした」とコメントしている。

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