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スバル製SUVの特徴とは? 新型の最新情報から歴代車種までを解説!

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TEXT: 今泉 史(IMAIZUMI Aya)  PHOTO: スバル/木村博道/Auto Messe Web編集部

【2022年最新盤】新型スバルSUVの特徴とは?

 上記に挙げた2点はもちろん、スバルのSUVにはまだまだ特筆すべき素晴らしい特徴があります。そのひとつが、SUVモデルとしては初となる、アイサイトXが新型アウトバックに搭載されたことです。これまでアイサイトXが搭載されていたのは新型レヴォーグや新型WRX S4の2モデルだけでしたが、新型アウトバックからはLimited EXとX-BREAK EXにも搭載され、アイサイトXを備える車種の選択肢が広がったことは大きなポイントと言えるでしょう。新型レヴォーグのアイサイトXの作動イメージ

 また、新型レヴォーグに採用した次世代スバルの主力エンジンとなる「CB18DIT」(1.8L水平対向4気筒直噴ターボ)が、SUVモデルにも設定があります。

 新型レガシィアウトバックでは全グレードに、新型フォレスターではSPORTグレードに搭載。CB18DIT型エンジンの特徴は、低回転域から300N・mの高トルクを発生させることで、アクセルを踏み込むとパワフルな加速感を感じられ、高速道路などでの合流や追い越しなどもスムーズに行うことができ、日常のなかでの使いやすさを重視しています。通常よりも少ないガソリンで燃焼させることが可能な最新技術であるリーン燃焼を採用しており、環境性能への配慮も余念がありません。さらにレギュラーガソリン仕様である点もお財布に優しくて嬉しいですね。

 さらに、2022年5月から受注開始となった新型BEV「SOLTERA(ソルテラ)」は注目の1台です。BEVとはバッテリー・エレクトリック・ビークル(ピュアEV)、バッテリーの電気のみを使用して、モーターで走るクルマのことです。

 スバル初となるBEVのソルテラは、トヨタとの共同開発ではありますが、AWDモデルやソルテラ用に手が加えられたX-MODEの設定など、スバルらしさもしっかり感じられるクルマに仕上がっているので、スバル乗りの方も大変満足いくクルマとなっているでしょう。

 気になる航続可能距離ですが、71.4kWhのバッテリーによりWRTCモードで一充電あたり487〜567kmもの距離を走ることができます。充電スタンドも少しずつ設置箇所が増えてきているので、遠距離の移動でも安心してドライブが楽しめそうですね。

新型ソルテラのスノードライブ

SUVの車種一覧

 スバルには、XV/フォレスター/レガシィアウトバックの3モデルに加えて、BEVの新型ソルテラが加わったことで4タイプのSUVがラインアップされています。それぞれに個性が異なるのでそのスペックや特徴を見ていきましょう。

「XV」

 CセグメントのXVは、全長4485mm×全幅1800mm×全高1550mmのスリーサイズのほか、最低地上高は200mmあり、コンパクトSUVでありながら見た目以上の悪路走破性を誇ります。また搭載エンジンは1.6Lと2.0LのNAエンジンが採用され、最高出力115ps(1.6L水平対向4気筒・FB16型)/145ps(2.0L水平対向4気筒・FB20)、最大トルク148N・m(1.6L水平対向4気筒・FB16)/188N・m(2.60L水平対向4気筒・FB20)の必要にして十分な動力性能を発揮させることができます。XVアドバンスのフロントスタイル

 特筆すべきは、他メーカーコンパクトSUVであれば駐車不可になることがある機械式立体駐車場にも駐められるボディサイズであることです。自然のフィールドへ遊びに行くだけではなく、ショッピングに出かけた際も駐車場の入庫で心配をすることがほぼない、日常的な使いやすさも魅力です。

 また、排気量違いを含めて7グレードが用意されており、ライフスタイルに合わせた装備や機能を吟味して選べるため、こだわり派の方にはピッタリのクルマと言えます。さらにイエローやライトブルーなどポップなボディカラーのバリエーションも豊かなので、女性オーナーにも好まれるスタイリングにも注目です。【編集部注】なお、スバルは2022年9月15日にXVの後継モデルとしてクロストレックを発表しており、2022年内に受注を行い、2023年から順次納車される予定。

「フォレスター」

 ミドルクラスSUVのフォレスターのボディサイズは、全長4650mm×全幅1815mm×全高1715mm(X-BREAKは1730mm)、最低地上高220mmのディメンション(寸法)を持ち合わせています。搭載エンジンは1.8L直噴ターボと2.0L直噴NA+モーター(e-BOXER)の2種類が用意され、最高出力145ps(2.0L水平対向4気筒+モーター・FB20型)/177ps(1.8L水平対向4気筒直噴ターボ・FB18DIT型)の動力性能をそれぞれ発揮。フォレスター アドバンスのフロントスタイル

 また、最大トルク188N・m(2.0L水平対向4気筒+モーター・FB20型)/300N・m(1.8L水平対向4気筒直噴ターボ・FB18DIT型)のトルクフルなポテンシャルに加え、220mmというスバルのSUVのなかでもっとも高い最低地上高により、アウトドアやオフロード、スノードライブに出かける際には頼もしい相棒になってくれます。

 また、室内高に関しても1275mmと高めに設定されているため、ゆったりと広い室内空間によって長距離ドライブや屋外アクティビティの着替え時、車中泊などでも余裕のあるスペースでストレスフリーに使い倒すことができそうです。

「レガシィアウトバック」

 レガシィツーリングワゴンの後継モデルとなるレガシィアウトバックは、全長4870mm×全幅1875mm×全高1675mm(Limted EX)/1670mm(X-BREAK)のボディサイズと、213mmを誇る最低地上高を備えることで、ステーションワゴン的なスタイリングながらもフォレスターに匹敵するほどの走破性が魅力です。レガシィアウトバックの走り

 エンジンは1.8L水平対向4気筒直噴ターボ(CB18DIT型)が採用され、最高出力177ps/最大トルク300N・mを発揮することができます。特徴は、ロングホイールベースによる優れた直進安定性が、長距離の運転でもドライバーや乗員が疲れにくいドライブを楽しむことが可能です。また、561Lの荷室はスバルのSUVのなかでも最大容量を誇り、ゴルフバックふたつを楽々と積める積載量はアウトドアから車中泊、サーフボードの積み込みなど、アクティブなカーライフで活躍すること請け合いです。

「ソルテラ」

 スバル初のBEVとなるソルテラは、全長&全幅がフォレスターよりひとまわり大きい全長4690mm×全幅1860mm×全高1650mmのボディサイズを持ち、最低地上高はレガシィアウトバックよりわずかに低い210mmとなります。モーターの最高出力は150kW/5379〜7500rpm(FWD)・80kW/4535〜12500rpm(AWD)、最大トルク266N・m/0〜5379rpm(FWD)・169N・m/0〜4535rpm(AWD)をそれぞれ発揮。新型ソルテラのフロントスタイル

 また重量のあるバッテリーを車体床下に積載することで、低重心で安定した走行性能とモーターならではのレスポンスの良い加速感を味わうことができます。もちろんBEVの利点でもあるアクセサリーコンセントを使うことで走行中に車内で電気製品を使用することができるだけではなく、災害などの非常時でも、ソルテラとV2H機器を接続すればにソルテラに蓄えた電力を住宅に供給することも可能です。

まとめ:ライフスタイルに合わせた理想のSUVを選びたい

 SUVといっても三者三様にそれぞれ特徴や持ち味が異なります。クルマを選ぶときに見た目を重視するのももちろん大賛成ですが、例えばパワーユニットに関してはガソリン車のほかe-BOXERと呼ばれるバイブリッド車もラインアップ。それら機能や性能を見比べると、また違った視点でメリット&デメリットをが発見できるかと思います。読者のみなさまのライフスタイルに合う最高の相棒がどうか見つかりますように。

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  • XVアドバンスのフロントスタイル
  • 新型アウトバックでキャンプ
  • レガシィアウトバックの走り
  • 新型ソルテラのフロントスタイル
  • 新型ソルテラのスノードライブ
  • フォレスター アドバンスのフロントスタイル
  • スバルのシンメトリカルAWD
  • フォレスター2018年モデルのX-MODE操作スイッチ
  • 新型レヴォーグのアイサイトXの作動イメージ
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