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貴重な正規輸入「ジープ」の運転席をベンチシートに変更! AMC時代の直列6気筒「CJ-7」の楽しみ方とは

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TEXT: 勝村大輔(KATSUMURA Daisuke)  PHOTO: 勝村大輔

足まわりはリフトアップとラージタイヤで迫力アップ

 足まわりはテラフレックスのリフトアップキットを使用し、約3インチ(おおよそ75mm)リフトアップされている。これに合わせて外径33インチという純正よりも巨大なタイヤを装着している。リフトアップ&ラージタイヤ装着の組み合わせは現代のSUVでも定番のカスタム手法だが、じつはこういったジープなどで行われたのがルーツと言われている。それまでの質実剛健なジープから、カスタムするSUVへと変化していったのもアメリカで誕生したクルマならではと言えるのだ。

 ちなみに車内も通常はセパレートシートとなるのだが、あえてベンチシートに変更。トランスミッションもオートマチックでコラムシフトとなるため、いわゆる「ベンコラ」レイアウトとなっている点も面白い。

オートマ、パワステ、クーラーも装備する快適仕様

 エンジンはAMC製直列6気筒で排気量は258ci(約4.2L)となる。CJ-7はこの直列6気筒のほかにも、V型8気筒や直列4気筒(ガソリンとディーゼルあり)と、バラエティに富んだエンジンをラインアップし、歴代ジープで初めてオートマチックが選択可能となったことも、アメリカでジープが大衆に受け入れられた大きな理由となったに違いない。

 さらにこの車両はパワーステアリングやオプションのクーラーも装着しており、イージードライブが可能。ジープのような車両にも快適装備を豊富に揃えた、アメリカらしい車両となっているのだった。

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