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バブル時代に日本で「アーマーゲー」と呼ばれていたヤングタイマーAMGが高騰中! ナローな「560 SEC AMG 6.0」は1670万円

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TEXT: 塩見 誠(SHIOMI Makoto)  PHOTO: Courtesy of RM Sotheby's

憧れたディッシュタイプのホイール

 エクステリアは、小ぶりなエアロパーツを装着しているとはいえ、ほぼS126型のままとなっており、ホイールはAMGのエアロIIIに交換されている。ブラックアウトされたスリーポインテッドスターは、当時の、つまりメルセデス・ベンツ傘下となる前に採られていたAMGの手法そのもの。

 ブラックレザーのシートは、前席には若干のヤレが見受けられるが、後席の状態は良く、ピラーレスでサンルーフ付きの高級クーペというイメージを保っている。

 そんなメルセデス・ベンツ 560 SEC AMG 6.0は、2022年11月26日にオークションがおこなわれ、11万7300ユーロ(邦貨換算約1670万円)での落札となった。この価格は、昨今のヤングタイマー車の価格高騰という視点から見れば、比較的落ち着いたものといえるだろう。

 メルセデス・ベンツは、ヤングタイマーモデルの維持にも力を入れていて、部品供給状況なども徐々に改善してきている。そのため、これからメンテナンスをしながら大事に乗っていく、ということも可能だろう。懐に余裕がありさえすれば、手に入れたいクルマのひとつである。

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  • 塩見 誠(SHIOMI Makoto)
  • 塩見 誠(SHIOMI Makoto)
  • 1965年生まれ。学生時代からオートバイとクルマに熱中し、自動車雑誌編集ののちフリーランスライターに。これまでAE86トレノ、CC72Vアルトワークス、E38AギャランVR-4RS、1980年式シロッコ、CD9Aランサー・エボリューション、プジョー306スタイルなど、クルマを乗り継ぐ。オートバイはCB250RS、RZ250、ZZ-R1100、T-MAXなどつねに複数台所有。現在の愛車はフタ桁ナンバーのアルファ ロメオ156V6とサーキット遊び用のNCP91ヴィッツRS・TRDターボM、JA45クロスカブ。
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