M Sportとは違うデザインでもチョイ足しでカッコよさアップ
少しドライブし、撮影場所へ到着。あらためて外観をチェックしてみた。エアロパーツは、M SportやM135iとは異なる、スタンダードなタイプ。フロントバンパーも形状が異なる。ただ、よくあるパターンがスタンダードグレードは汎用なデザインとなることもあるが、Playに関してはこれはこれでカッコいいと思うのは筆者だけだろうか? 正直、M Sportいらないのでは? と思ってしまったほど。ただ、販売されているかは不明だが、スポーティさ際立つリップスポイラーは個人的にプラスしたい。より精悍な顔つきになること間違いなしだ。
また、BMWの象徴であるキドニーグリルは外周がメッキタイプ、フィンがブラックとなる。フロントマスクにメッキ部分はグリルにしかないため、ここは社外のブラックタイプかカーボンタイプに変更したい。また、それにあわせてドアミラーカバーもブラックもしくはカーボンタイプにすることで、統一感が生まれるのではないだろうか。これだけで、PlayがベースであってもM Sportなどとは違ったスポーティさを楽しめるのだ。
リアバンパーは、全部がボディカラー同色に塗られている。マフラー出口のあるセンターの最下端部は、ブラックで塗り分けてあげることでスポーティさが高まる。ペイントもしくはラッピングでイメチェンしてみるといいだろう。マフラー出口は左右出しだが、カーボン製のテールエンドカバーなどでスポーティさをプラスしたいところ。これだけでもリアビューはグッとスポーティになるだろう。
そして、もっとも気になったのがホイール。17インチのマルチスポーク・スタイリング546は、どちらかと言えば上質さを追求したデザインである。ここは、もう少しスポーティなデザインだったら……と感じたポイント。ボディサイズが大きいこともあるので、1インチUPの18インチの社外品などをチョイスしたい。
もうひとつ気になるのが車高だ。正直、カッコよさを重視するのであれば、このクリアランスは少々気になるところ。1インチアップと合わせてローダウンスプリングを組み合わせて、より引き締めた印象になるので、ぜひ挑戦したいポイント。あくまでここは好みの問題なのであしからず。
なお、運動性能に関しては申し分なし。マフラー交換で排気音をアレンジしたくなるのだが、ディーゼルだけに交換しても大きな変化はない。そのため無理に変更せず、上記の通りテールエンドのドレスアップで十分ではないだろうか。
1750回転から250Nmを発揮する、力強いディーゼルだけに加速力も申し分なし。150psという数値だけ見れば物足りなさを感じるかもしれないが、市街地から高速道路だけというのなら不満なく走れるだろう。
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BMWらしい走りは118d Playでも存分に楽しめた。MのサーキットもOKな本格スポーティさも素晴らしいが、118d Playはどちらかと言えば、毎日のドライブが楽しいと感じさせてくれるフィーリング。この走りに、少しだけカスタムという「オシャレ」をしてあげるだけで、とても充実したBMWライフを送ることができるだろう。