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6輪スズキ「キャリイ」は移動する趣味の部屋! ランボルギーニ「アヴェンタドール」のオレンジで「遊ぶクルマ」に

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TEXT: 青木邦敏(AOKI Kunitoshi)  PHOTO: 青木邦敏

スライドした荷台でスペースは2倍に

 実際の作業は困難の連続で、荷台の切り出し、フレームの延長から、寸法がぴったり合うアクスルやホーシングの加工、さらにマウント位置の調整まで考えると、形になるまでの苦労が絶えなかったことは容易に想像がつく。だが、その甲斐あって、6輪仕様のストレッチ軽トラは普通のカスタムカーとは一線を画す出来ばえとなり、かなり目立っていた。

 しかも搭載している荷台はスライド機構を持っているので、停車時にこれを展開すれば、限られた荷台スペースがほぼ倍の広さになり、ゆったりとした空間の中で過ごせる。このアイデアも素晴らしい。

 外装はスポーティなルックスで、装着しているパーツは「Kブレイク・プラチナム製エアロキット」に、ホイールは「ワークEQUIP 03」×6輪の組み合わせ。サスペンションは「MH23S用車高調キット」だが、今回のボディに合わせた加工を施している。そして、ボディカラーはランボルギーニ「アヴェンタドール」のオレンジを使って目立つように演出した。

 今回の製作について、一番苦労した点を聞くと、荷台にセットしたボックスを鉄板で作ってしまったのが誤算だったそうだ。アルミではなく鉄板にしたことで重たくなり、そのぶんスライド機構を動かすのが大変になってしまったとのこと。

 また、重量も増したので、サスペンションにかかる負担が大きくなり、その対策やボディ補強が必要になったことも余計な手間だったという。最初からアルミにすれば、もう少し楽に完成することができたかもと製作過程での後悔と苦労を教えてくれた。

【AMWのミカタ】

 それにしても、学生の発想は面白い。自分の好きな物、趣味を全部クルマに詰め込み、そのまま外に遊びに行く。そして好きな場所にクルマを停めて趣味の時間を満喫する。まさしくクルマを通して豊かな気持ちになれる瞬間だ。国際情報工科自動車大学校の生徒たちは、われわれにそうした自由で面白いカスタムカーを披露してくれたと思う。

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  • 青木邦敏(AOKI Kunitoshi)
  • 青木邦敏(AOKI Kunitoshi)
  • 1969年生まれ。某出版社でドレスアップ誌、チューニング誌の編集長を歴任。2006年に自動車・バイク専門の編集プロダクション株式会社バーニーズを設立。自動車専門誌をはじめ、チューニング、カスタム系、旧車、キャンピングカー、アウトドアに関する媒体を新たに立ち上げる。これまでの愛車は、セリカXX、スカイライン、AE86、AE92、シビック、スープラ、シルビア、180SX、ロードスター、RX-7、BMW850iなどなど。他にもセダン系、バン系、ミニバン系など数多くのクルマを乗り継いでいる。
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