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【F1由来の電動ターボ!?】メルセデスAMG「C43 4MATIC+」はまるで自然吸気のようなフィーリング! 4気筒でも不満なし

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TEXT: 藤野太一(FUJINO Taichi)  PHOTO: 郡大二郎/メルセデス・ベンツ日本

まるでFRのようなドライブフィール

アイドリング状態からの動き出しも、アクセルペダルにそっと力を込めるだけで力強く走り出す。助手席に座っていたある同業者も「これ6気筒? 」と聞いてきたくらいだから、4気筒離れしたフィーリングであることは間違いない。エンジンはペダル操作にダイレクトに反応し、レブリミットまできれいに吹き上がる。

トランスミッションは、これまで63モデルにのみ採用されていた9速のAMGスピードシフトMCTを組み合わせる。トルクコンバーターの代わりに湿式多板クラッチを採用するもので、よりダイレクトで素早いシフトチェンジが可能だ。「Sport」や「Sport+」モードを選択すれば、シフトダウンする際にはオートブリッピング機能が働き、スポーツ走行気分が高まる。

ハンドリングはとてもニュートラル

駆動方式は、フルタイム4輪駆動(AMG 4MATIC)で、前後トルク配分は31:69とAMG独自のセッティングによってまるでFRのようなドライブフィールを実現している。ステアリングを通して伝わる操舵感はしっかりと手応えがあり、アンダーステアの傾向は見られずハンドリングはとてもニュートラルなもの。

そして電子制御ダンパーの恩恵で、もちろん硬さはあるが、きっちりダンピングが効いていて乗り心地は良好だ。またベースのCクラスにも設定のあるリア・アクスルステアリングにも独自のチューニングが施されており、約100km/h以下ではリアホイールを最大約2.5度フロントホイールと逆位相することで回転半径を小さく取り回しやすく、高速域では最大約0.7度同位相することで走行安定性を高めている。

メルセデス AMG C 43 4MATIC+のインテリア

いまのうちに満喫しておきたい1台

この数年、欧州や日本は騒音規制が厳しくなっており、各社その対策に苦慮している。AMGも例外ではなく、C43ではマフラー内に可変エグゾーストフラップを備え、走行モードに応じて音を切り替える仕組みを採用。さらに、今どきなのがデジタル技術の活用で、走行状況に応じたサウンドを車内のスピーカーから再生することで、車外の音は抑えつつ、ドライバーの耳には、気持ちを高揚させるエグゾーストノートが届くようになっている。

内燃エンジンらしいフィーリングも音も、そして環境性能との両立も。デジタル技術を活用することで、アナログのよさを補完している。いまのうちに満喫しておきたい1台だ。

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