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「カウンタック」のライバルはフェラーリ「BB」で間違いなし! 70年代スーパーカーブームのアイドルのいま【スーパーカー列伝02】

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TEXT: 高桑秀典(TAKAKUWA Hidenori)  PHOTO: Courtesy of RM Sotheby's

512BB~テスタロッサと系譜は続くも「元祖」の輝きは不滅

宿敵カウンタックとのスーパーカー頂上決戦で往時の子どもたちを一喜一憂させたフェラーリ365GT4/BBは、アメリカの排気ガス規制に対応するため、1976年に「512BB」へと進化。その後、1981年に燃料供給装置をトリプルチョークキャブレターからインジェクションに変更した「512Bbi」となった。その後継モデルが「テスタロッサ」であり、BBシリーズは進化するたびにマイルドで乗りやすくなっていった。

やはり、実測で270km/h前後のトップスピードしかマークできなかったとはいえ、387台(367台とする説もある)しか生産されなかった365GT4/BBこそが、現在に至るまでのフェラーリデザインを決定づけたマイルストーンであり、「ビービー」のベストオブベストだといえるだろう。

今は価格が落ち着いて3500~5000万円ほど、ただし予算には余裕を

旧車ブームのなかで懐かしいスーパーカーの価格も一段と高騰したが、2022年12月にアメリカで行われたRMサザビーズ「MIAMI」オークションでは、1974年式フェラーリ365GT4/BBが33万5000ドル(当時の邦貨換算で約4580万円)で落札されている。

ピーク時に1億円近いプライスを掲げていることもあったが、価格が落ち着いてきてからは3500~5000万円といったあたりが相場となっている。なんとなく「安い」ような気もしてしまうが、海外から日本に持ってきて、難なく乗れるように各部をきっちり仕上げるとそれなりのコストがかかるので、購入を検討しているなら、予算にかなりの余裕を見ておいた方がいいだろう。

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  • 高桑秀典(TAKAKUWA Hidenori)
  • 高桑秀典(TAKAKUWA Hidenori)
  • 本業はフリーランスのライター兼エディター。1998年に買ったアルファ ロメオGT1600ジュニア(通称:水色号)を現在も愛用しており、すでに総走行距離が30万8000kmオーバーとなっている(2022年4月中旬現在)。クラシックカーラリーに水色号で参戦取材することがライフワーク(?)となっており、群馬をホームタウンとして開催されている「スプレンドーレ」では、柴犬を“ワン・コドライバー”、秋田犬を総監督として挑んでいる。全国各地に水色号でお邪魔しているので、これからも走行距離が順調に伸びる予定。
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