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【予算150万円】5ナンバーサイズでたくさん荷物が積めるクルマは? 中古車で今すぐ変える「有能コンパクトカー」5選

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TEXT: 青山尚暉(AOYAMA Naoki)  PHOTO: AMW編集部

トヨタ シエンタFUNBASE

新型が絶好調に売れているトヨタ「シエンタ」の先代モデルの途中から加わった2列シートの「FUNBASE」も、5ナンバーサイズにして大容量のラゲッジスペースを備えていた1台。開口部地上高は530mmと極めて低く重い荷物の出し入れも楽々。

後席使用時のフロア奥行き935mm、フロア幅1060mm、天井高930~1100mm(ボード位置による)、後席背もたれを倒すだけの後席格納時のフロア奥行き1620mmと、大容量ハイトワゴンと呼んでいい超ユーティリティカーだったのである。

新型は納車待ちの時間が長いが、中古車なら現車があればすぐに乗れるメリットがある。FUNBASEの登場をきっかけにシエンタ本体の派手過ぎたボディはやや大人しくなり、アウトドア向けのアースカラーで決めた特別仕様車「GLAMPER」もあった。

もっとも、FUNBASEは先代シリーズ途中の2018年から加わったモデルゆえ、中古車を見つけるのは難しいかもしれない。だがじつは中古車を探しやすい3列シート車でも、3列目席を2列目席の下に潜り込ませる格納方式だから、3列目席を格納すればFUNBASE同等の拡大ラゲッジスペースが出現する。

スズキ ソリオ

スズキ ソリオの先代モデルも、5ナンバー×両側スライドドアの荷物満載OKのコンパクトカーだった。先代モデルでも開口部地上高660mm、後席使用時のフロア奥行きは440mmと最小限だが、5:5分割の後席を片側、または両側倒せばフロアの奥行きは1120mm(前席背後までなら1530mm)もあり、フロア幅1030mm、天井高1020mmは最新のソリオとほぼ同じ。スズキ ソリオ

後席を格納した時に、拡大したフロアがほぼフラットなのは、先代、新型ともに同じ。しかも床下に深さ310mm、幅590mm、奥行き550mmもの収納があるのだから、収納力、使いやすさ抜群なのである。

三菱デリカD:3

もっと本格的に使える、大容量のクルマが望ましい……というなら、日産「NV200」のOEM車だった三菱「デリカD:3」がある。デリカの名前から想像できる「D:5」のようなワイルドさ、走破性はまったく持ち合わせていないのだが、商用車ベースのミニバンだけに、ラゲッジスペースは大容量。

シートアレンジによってラゲッジスペースは最大奥行き1900mm、幅1500mmと広大だ。2011年に発売され2019年に販売が終了しているため、手に入れられるのは日産NV200と違い、中古車のみである。

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  • 青山尚暉(AOYAMA Naoki)
  • 青山尚暉(AOYAMA Naoki)
  • 学生時代からプロミュージシャンとして活動し、ある日突然自動車専門誌、輸入車専門誌の編集者に転身。その後、モータージャーナリストに。新車試乗記やクルマコラムの執筆だけでなく、1台のクルマに対して20カ所以上を独自開発ツールで計測する車両パッケージ解説にもこだわりまくる性分。また、ドッグライフプロデューサーとしても活動し、愛犬とのドライブ術、ペットと泊まれる宿について情報発信。Web、専門誌、一般誌、ラジオ、TV、インターペット、キャンピングカーショーなどで「愛犬との快適安心な旅スタイル」を提言。小学館@DIME、PETomorrowなどでは愛犬とのライフスタイル、ドッグフレンドリーカー記事を展開中。カートップの連載「CT DOG」をまとめた『愛犬と乗るクルマ』はドッグフレンドリーカー選び、愛犬とのドライブ旅行のバイブルとなるムック本。著書に「ぼくたちの外車獲得宣言」「ムリしないで外車が買える本」「すごい海外旅行術」など。輸入車の純正ペットアクセサリーの企画、開発、デザインにも携わっている。趣味はスニーカー、バッグ、帽子の蒐集。今も音楽をいい音で聴くことにこだわり、愛車のサウンドシステムは総出力400W 10チャンネル9スピーカーで構成されるデンマークの「DYNAUDIO」。日本カー・オブ・ザ・イヤー選考委員(1994年~)。
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