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13歳少年が初勝利! フォーミュラドリフトのシリーズチャンピオンも夢ではない!? 第1戦をレポート

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TEXT: 高橋 慎一  PHOTO: 水川尚由

優勝したのは13歳の中学1年生

ファイナルは、予選2位の箕輪大也と予選13位の髙橋和己の対戦。しかし髙橋和己はエンジン系のトラブルも抱えており、マシンも完璧ではない状態での戦いとなった。箕輪大也先行の1本目、箕輪大也にうまく合わせた高橋和己だが、2本目は先行の髙橋和己のマシンにキレイに合わせてきた箕輪大也に軍配。ここにきてやはり髙橋和己のマシン不調が影響してしまったようだ。これで箕輪大也が、フォーミュラDジャパンにおいて嬉しい初優勝を飾った。

箕輪大也は、現在13歳の中学1年生。両親はともにフォーミュラDジャパンで活躍したドライバーで、父親の箕輪慎治はD1GPなどにも参戦し、埼玉県所沢市でチューニングショップ「HEY MAN PRODUCTS」を経営する。フォーミュラドリフト第1戦レポート

母親の箕輪昌世は、2021年までフォーミュラDジャパンの選手として活躍後、箕輪大也がフォーミュラDジャパンに昇格すると同時に、自身はFDJ2のドライバーに転向。小さい頃からサーキットで育ったといっても良いくらいの環境で育てられたサラブレッドである。

2021年にはMSCチャレンジでシリーズチャンピオンを獲得しフォーミュラDジャパンの出場権を得て、2022年からフォーミュラDジャパンにCUSCO RACINGから参戦。2022年シリーズの参戦当初はA90スープラに乗っていたが、シーズン途中からGRヤリスに変更している。2022年に富士スピードウェイで行われた最終戦では5位入賞を果たし、シリーズランキング16位に入った。この開幕戦での最年少優勝の快挙で、2023年度のシリーズチャンピオンも夢ではなくなった。

* * *

第2戦は、5月20日(土)~21日(日)に福島県のエビスサーキット西コースで開削される。この第2戦には、WRC(FIA 世界ラリー選手権)チャンピオンのカッレ・ロバンペラ選手が、 KR69 CUSCO Racingから『Red Bull GR COROLLA』で参戦することを発表されるなど、今後も見逃せないフォーミュラDジャパンに注目していきたい。

【リザルト】
FORMULA DRIFT JAPAN ROUND.1 SUZUKA TWIN CIRCUIT(2023.4.22 -23)

優勝 箕輪大也 GRヤリス 東京都 CUSCO RACING
2位 髙橋和己 BMW-E92 千葉県 TMS RACING TEAM SAILUN TIRE
3位 松山北斗 A90 静岡県 CUSCO RACING
4位 小橋正典 S15 青森県 LINGLONG TIRE DRIFT Team ORANGE
5位 ユキオ・ファスト S15 ブラジル SIDEX JAPAN WITH SAILUN TIRE AND LBWK
6位 KANTA JZX100 福島県 LINGLONG TIRE DRIFT Team ORANGE
7位 蕎麦切広大 GR86 岐阜県 SHIBATA Racing YOKOHAMA
8位 目黒雄大 JZX100 山口県 ISSIN ORIGINLabo.
9位 草場佑介 GR86 埼玉県 CUSCO RACING
10位 笹山栄久 AVC10 千葉県 DSL.com

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