“バーチャルコンセプトカー”がグッドウッドを走る!
グッドウッドの初日に実車がお披露目されたソーラスGTだが、期間中は会場内のマクラーレン・ハウスで展示された。そして、最終日に開催された1.16マイル(約1.87km)のヒルクライムでは、マクラーレンのファクトリードライバーであるマービン・キルホファー氏のドライビングにより45秒342というタイムで優勝を果たしている。
ちなみに、このシュートアウトでのマクラーレンの優勝は、2021年に続き2度目となるということだ。また、日本でも4月に発表された、ラインアップの中心となる750Sもマクラーレン・ハウスで展示されていた。
なお、グッドウッド・フェスティバル・オブ・スピードは2023年で30周年を迎えた自動車イベント。リッチモンド公爵家の私有地内に設けられた、カントリーハウスを中心とした会場で行われている。ヒルクライムは(グッドウッド・サーキットではなく)カントリーハウス周辺の細い道路を1台ずつ走行しタイムを競い合うものだ。
マクラーレン・オートモーティブのマイケル・ライターズCEOは、次のように今回のグッドウッドを振り返った。
「フェスティバルの30周年と同時に開催された60周年記念式典では、マクラーレン・ハウスとヒルクライムでトリプル・クラウンのトリビュートが行われ、ソーラス GTと新型750Sが力強いデビューを飾りました。そのタイムド・シュートアウト・ファイナルでのソーラスGTの優勝は、マクラーレンにとって非常に意義深いものとなりました。この勝利は、素晴らしいチームによる弛まぬ努力の賜物です」