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夏休みの長距離移動はタイヤに注意! パンクやバーストを未然に防ぐ方法とは

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TEXT: 近藤暁史(KONDO Akifumi)  PHOTO: AMW編集部/写真AC

バースト、そしてウエット性能にも直結する溝の量を確認

タイヤの溝はウエット路面でのグリップのために付けられている。ドライだけであれば、レース車両のように溝がないほうが接地面積が増えるので有利だ。まず大事なのが溝の残量で、スリップサインと呼ばれる溝の中が1段高くなっている部分が表面とツライチになったら寿命なので、車検にも通らない。具体的には残り1.6mmだが、これは最小限度の数値で、タイヤメーカーは4mm程度での交換を推奨している。

タイヤの溝の残量確認

また残っていても、全体を見て表面の減り方に偏りがないかも見ておこう。ある程度は仕方がないが、極端に差がある場合は足まわりに異常があったりするので、修理工場やディーラーで原因も含めて見てもらうようにする。偏摩耗の場合は大きなストレスが部分的にかかった状態なので、放置すると一気に減ってバーストにつながるので注意が必要だ。

溝があっても油断は禁物

ここまで見てきて、空気圧は大丈夫で、表面などにもヒビやキズはなし。溝も残っているから安心、とは一概には言えない。タイヤに使われているゴムは気温や紫外線の影響などで走らなくても劣化していくもので、簡単に言えば油が抜けていくと言えばわかりやすいだろうか。

「賞味期限」をどこで判断するかというと、タイヤには製造した時期が明記されているので、まずはそれを確認する。具体的にはアルファベットと4ケタの数字を組み合わせた表示で、数字部分の後ろ2桁が西暦の後ろ2桁を、そして前の2桁が何週目に作られたかを示している。

3222とあれば2022年の32週目に作られたことがわかる。タイヤもロングライフ化しているので、すぐには使えなくなることはないし、保管や使い方にもよるが、溝が残っていても5年を目安に交換したほうがいい。

以上、長々と解説したが、空気圧を見て、外観の点検をするというのがタイヤの性能を正しく発揮させて、パンクやバーストを防ぐ基本。簡単かつ時間もかからないので、ぜひ定期的に行うようにしてほしい。

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