クルマを文化する
REAL CAR CULTURE

AUTO MESSE WEB

クルマを文化する
REAL CAR CULTURE

AUTO MESSE WEB(オートメッセウェブ)

  • TOP
  • CLASSIC
  • 白洲次郎に憧れ25歳でクラシックカー「MG B」を購入! クルマもファッションも英国趣味を楽しんでいます
CLASSIC
share:

白洲次郎に憧れ25歳でクラシックカー「MG B」を購入! クルマもファッションも英国趣味を楽しんでいます

投稿日:

TEXT: 奥村純一(OKUMURA Junichi)  PHOTO: 奥村純一/堀口邦彦

  • 2台のMG Bの参加があったDGD東京。ブリティッシュレーシンググリーンが凛々しい1964年式の個体
  • オーナーは、このMG Bを25歳の時から楽しんでいるという現在31歳の江川さん
  • さまざまなリスク回避ができるドライブレコーダー。ヒストリックカーといえどもしっかり装着
  • 現代のクルマにはない、このワイヤースポークのホイールも魅力のひとつだという
  • エボナイトのホイールを握る手元には、手巻きのアンティークウォッチが光る。もちろん英国製だ
  • ファッションにも気配りの若者、ハイソックスの革靴、足元も抜かりはありません
  • 1800ccの排気量にSUツインのキャブレターをもった心臓部で、高速路も高いアドバンテージがある
  • 細身のステアリングホイールのセンターモチーフには鮮やかなオクタゴンが印象的だ
  • メーターまわりをひと目見て気に入ったという江川さん。つねに目に入る部分だけに重要なポイントだろう
  • 現代の若者らしく安全面には気を遣う。ウィランズ製4点式のシートベルトで車外放出を防ぐ
  • 出発前に皆野椋神社での交通安全祈願で、気が引き締まったという江川さん
  • 皆野椋神社の鮮やかな大鳥居を背にスタートする1964年製MG B
  • トライアンフTR4A、シトロエン2CVに続き入間川を渡る江川さん&山田さん組のMG B
  • 千鳥ケ淵を走る1964年製MG B。後方はトライアンフ スピットファイア1500
  • ゴールは三浦半島にある「リバイバルカフェ」。美味しいランチと参加した仲間たちとの懇親会が行われた
  • 古い蔵を改装した「リバイバルカフェ」は、世界202都市で同時開催されたDGDで日本らしさをアピールできただろう
  • 千鳥ケ淵を走る1964年製MG B。後方はトライアンフ スピットファイア1500
  • 31歳のオーナー江川さん(右)と、戦前のモーターサイクルを所有している21歳のコドライバー山田さん

31歳と21歳のコンビでチャリティーツーリングに参加

日本で初開催となったチャリティーイベント、オーストラリア発祥の「ディスティングイッシュ・ジェントルマン・ドライブ(以下DGD)」。2023年9月24日(日)に集まった参加者を見渡すと、ほとんどがクラシックカー相応と言っては語弊があるが、50歳前後のドライバーたちである。そうしたベテランたちに混じり、ビシッとしたファションでのドライブを楽しむ2人の若者がいたので話を聞いてみた。

1964年製のMG Bを25歳のとき購入

トラディショナルなボディカラーであるブリティッシュ・レーシング・グリーンの「MG B」で参加している江川宇倫さんと山田拓実さんは、31歳と21歳のコンビだ。ドライバーの江川さんは高校生の頃からクラシックカーに興味を持ち始めたそうだが、大学生のときに住んでいたアパートの大家さんが大のモーガンフリークということで、その存在はより身近なものになったという。

「白洲次郎さんが好きで、時々、ワクイミュージアムに行って白洲次郎さんの英国留学時代に乗っていたベントレーや、他のクラシックカーたちも見学させてもらっていたのですが、当初、まず自分が最初に乗るクラシックカーとしてはフィアット500を候補にしていました」

そんなある日、ワクイミュージアムのスタッフから、ちょうど手頃な価格で程度も悪くないMG Bが入庫するよと連絡をもらい、見せてもらうことになったという。

「MG Bはもちろん何度も見ていましたが、改めて意識すると、メーターまわりのクラシカルさと、そのクルマ自体も適度に使い込まれた雰囲気が気に入り購入を決めました」

そうして江川さんは1964年製のMG Bを手に入れる。6年前の25歳の時だったという。

「昭和レトロが好きという同世代の仲間もいますが、僕は昭和好きではないんです(笑)。イギリスの文化が好きになると必然的に古いものに辿り着きました」

英国アンティークの趣味をさらに深めている

MG Bを手にしてからは、イギリスのアンティークにも興味を持ち、この日もMG Bと同年代の英国製時計スミスが腕に巻かれていた。そのイギリス趣味の延長で、戦前の英国製の自転車も所有しているという。

「ツイードのアイテムを身につけて古い自転車で走るツイードランというイギリス発祥のイベントの日本版に参加していますが、今回のDGDはそのクルマ版という感覚です。これまでファッションにも比重を置いたイベントとしては“サイドウェイ・トロフィー”などのクローズド会場(※サイドウェイ・トロフィーは、袖ヶ浦フォレストレースウェイで年2回開催のサーキットイベントで、クルマと同じ年代のファッションでの来場を推奨)がありますが、ツーリングイベントとして今回のDGDの開催は非常に貴重で楽しかったです!」

また、走行時は競技性がない分、コース沿線をゆっくり楽しめることや、隊列で走るのも、ラリーとは違った新鮮さを感じたという。

「方向性を揃えたファッションで身を固めるのは参加者だけでなく見学者にも楽しんでもらえると思いましたし、イベント趣旨もチャリティー啓発なので、参加する側としても社会貢献につながるので、それもこれまでにない貴重な経験だった気がします」

すべて表示

 

 

 

 

 

ranking

RECOMMEND

MEDIA CONTENTS

WEB CONTENTS

 

 

 

 

 

MEDIA CONTENTS

WEB CONTENTS

ranking

AMW SPECIAL CONTENTS