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学生がプロ顔負けのレース仕様軽カーを製作!「国際情報工科自動車大学校」が「東北660選手権」の参戦を決めた理由とは?

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TEXT: 佐藤 圭(SATO Kei)  PHOTO: 佐藤 圭

  • 車内

学生の手によってプロ顔負けの本格マシンに!

若者のクルマ離れなんて言葉が陳腐に聞こえるほど、10~20代のエントラントが多い東北660シリーズ。年3戦の耐久レースは学生だけのクラスが設定され、大学の自動車部を中心に熱いバトルが繰り広げられている。今回は新たに参戦しようとマシン製作を進めている「国際情報工科自動車大学校」を紹介しよう。

将来的には3つの学科それぞれで製作し3台体制にしたい

そんな草の根モータースポーツへ新たに参入すべく、車両を製作している学校があるとの情報をキャッチした。福島県郡山市にキャンパスを構える、国際情報工科自動車大学校(以下、WiZ)である。クルマ好きなら東京オートサロンに欠かさず車両を出展し、輝かしい受賞歴を誇る学校として知っている人も多いだろう。

仕掛け人は、2023シーズンの東北660選手権でビギナー向けの5クラスに参加している阿部孔城さんだ。レースの面白さや奥深さをもっと多くの仲間と共有したいと考え、WiZで教鞭を執る青木将大先生に「学校として参戦してみませんか?」と提案。WiZは元々エビスサーキットの草レースに参加していた実績もあり、面白そうだと感じた青木先生は学校から正式に許可を得たうえで、ベース車としてHA23型スズキ「アルト」を手に入れ製作がスタートした。

どうせならモータースポーツに参加するだけじゃなく、マシンメイクやメンテナンスも授業に活かしたい。最初はエンジンなどをすべて降ろし、自動車車体工学科の生徒がボディを製作。レギュレーションで溶接を伴う補強は認められていないが、アンダーコートなどをすべて剥がし室内外を全塗装したという。

その間に1級自動車工学科の面々がエンジンやトランスミッションを分解し、ブレーキや足まわりもリフレッシュおよびチューニングを施す。現在はパーツの組み付けがほぼ完了した段階で、サーキットでのシェイクダウンを経てセッティング、12月の東北660耐久レースでデビューしたいとか。

青木先生は「予算も手間もかかるのは確かですが、クルマ作りもドライバーやメカニックとしての経験も、卒業後の仕事や自身のカーライフに役立つはず。ましてここ数年はコロナ禍で行動を大きく制限された学生が多いので、授業の一環ではありますがレクリエーション的に楽しんでもらいたいとも思います」と話す。

さらに来シーズン以降はレース車両を増やすことも目標で、いずれは現在3つある学科それぞれが学生ドライバーを擁して、東北660でしのぎを削り合いたいと考えているそうだ。大学の自動車部やWiZのような専門学校はもちろん、一般のサークルに学校の枠を超えたチームまで、大勢の若者が集う東北660シリーズ。WiZの参戦でますます注目のイベントになりそうだ!

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  • 佐藤 圭(SATO Kei)
  • 佐藤 圭(SATO Kei)
  • 1974年生まれ。学生時代は自動車部でクルマ遊びにハマりすぎて留年し、卒業後はチューニング誌の編集部に潜り込む。2005年からフリーランスとなり原稿執筆と写真撮影を柱にしつつ、レース参戦の経験を活かしサーキットのイベント運営も手がける。ライフワークはアメリカの国立公園とルート66の旅、エアショー巡りで1年のうち1~2ヶ月は現地に滞在。国内では森の奥にタイニーハウスを建て、オフグリッドな暮らしを満喫している。
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