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【特別インタビュー】開催間近!「バンコクモーターショー」主催者に聞くタイの車事情とは?「いすゞ一強時代が変わりつつあります」

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TEXT: 小鮒康一(KOBUNA Koichi)  PHOTO: 近藤浩之(KONDO Hiroyuki)/斎藤 聡(SAITO Satoshi)/工藤貴宏(KUDO Takahiro)

  • バンコクモーターショーを主催するグランプリ社の代表ピラポン氏
  • 2023年3月22日から4月2日に一般公開されたバンコクモーターショー
  • ブースを彩るステージモデルの多さもバンコクモーターショーの特色
  • 2023年3月22日~4月2日に開催されたバンコクモーターショー
  • スズキのステージ
  • タイの自動車マーケットの9割以上を日本メーカーが占めている
  • ホンダブースでは白と赤でコーディネイト
  • 華やかなコスチュームを身にまとったコンパニオンたちが各ブースを彩る
  • 12日間の来場者数は約162万人と世界最大級の規模
  • 中国のEVメーカーBYDのブース
  • ブースの裏は大規模な商談スペースになっている
  • BYDの出展ブース
  • BYDのATTO3は日本市場にも上陸しているEV
  • 中国のEVメーカーGWMの出展ブース
  • 三菱の東南アジア専用モデル・エクスパンダークロスのブース
  • ブースを彩るステージモデルの多さもバンコクモーターショーの特色
  • 2023年バンコクモーターショーでのレクサスRZ展示ブース
  • BYDのコンパクトEV・ドルフィンは日本でも2023年8月から受注をスタート
  • かつて日本でも自動車趣味人に愛されたイギリスのMGは今や中国ブランド。EVを積極展開している
  • 東南アジア~南アジアで圧倒的な強さを誇るスズキ
  • フォードのピックアップ・レンジャーをベースにしたSUV、エベレスト。タイで生産する
  • フォードの大型ピックアップも東南アジアでは人気
  • GWMのEV、グッドキャットGT
  • ピックアップトラック・ナバラのシャシーを使ったSUV・テラ
  • GWM(Great Wall Motor=長城汽車)も出展していた
  • 日本市場にも上陸した中国の新進EVメーカー、BYD
  • いすゞも東南アジアでは乗用車を大いに展開している
  • 三菱自動車はXRTコンセプトというコンセプトカーを展示。次期トライトンと目される
  • ホンダ フィットの現地向けに相当するシティハッチバック。とはいえ日本のフィットより車体がひとまわり大きい)
  • 写真左は日産の海外専用モデル、アルメーラ
  • 新型プリウスの注目度も高かった
  • 日本では売っていない新型ホンダCR-V
  • C-HRやカムリなど日本でもおなじみのモデルも
  • ハイラックスのBEVモデルも
  • トヨタはJPNタクシーのタイ仕様を展示。今後現地で展開するのか動向が気になる
  • 華やかなポルシェブース
  • バンコクモーターショーを主催するグランプリ社の代表ピラポン氏
  • 2023年バンコクモーターショーのいすゞブース

OAMにバンコクモーターショーの主催者ピラポン氏が来日

2024年2月10日~12日に開催された大阪オートメッセ(OAM)2024は3日間で21万1738人もの来場者が集まり、中には海外でモーターショーに携わる人物も来ていました。タイの「バンコクモーターショー」を主催しているグランプリ社の代表ピラポン氏に、現地のカスタムカー事情を訊いてみました。

バンコクモーターショーでは2024年からカスタムゾーンを新設

今回お話をお伺いしたピラポン(Peeraphong Eamlumnow)氏は、タイで1970年創業という歴史を誇るグランプリ社(Grand Prix International Public Company)を運営する人物。オンラインメディアや印刷・出版といったメディア事業のほか、現地で行われる自動車メーカーのイベントやレースイベント、そしてタイの首都バンコクで開催されている「バンコク・インターナショナル・モーターショー(Bangkok International Motor Show)」などを運営する、イベントオーガナイザーという側面も持ち合わせている。

そんなピラポン氏、バンコクモーターショーでも各メーカーの新型車だけでなく、2024年はカスタマイズカーのブースも新たに新設。スーパーカーやクラシックカー、キャンピングカーなど多種多様な車両を展示する予定ということで、OAMがどんなイベントとなっているのかチェックしに来たというわけだ。

2024年のバンコク国際モーターショーは3月27日から4月7日まで開催予定で、多くのブランドの車両を一堂に見ることができるだけでなく、新車の即売会という側面を持っているため、2023年には162万の入場者を記録したほどのマンモスイベントとなっている。

ピックアップ人気のタイでカスタム車ベースはいすゞが圧倒的人気

そんなクルマ熱の高いタイでは年間100万台ほどの新車が売れているそうだが、その半数はピックアップトラックに代表される商用車で、クルマはまだまだ高嶺の花というのが現状とのこと。多くの人はバイク(バイクは年間200万台売れているとか)での移動をしているそうだが、熱帯気候のタイではやはりクルマの人気は高いそう。

現地では日本車がやはり高いシェアを誇っているそうで、カスタムのベースとしても選ばれることが多いとのことだが、日本製のパーツは関税が高いこともあり、現地のメーカーが開発したパーツが人気となっている。ただ、TEINなどはタイで現地生産をしているということで、これらのパーツは現地のユーザーの憧れのアイテムとなっているようだ。

そんなタイではやはりピックアップトラックが一番人気となっており、チューニングのベースとなることも珍しくない。これは使い勝手の面は言うまでもないが、ピックアップトラックの多くはフロントエンジン・リアドライブのレイアウトを持っていて、チューニング次第ではFRスポーツのような走りが楽しめることも理由のひとつとのこと。

中でもいすゞ車はチューニングのしやすさもあって人気になっているというが、近年はトヨタや三菱の現地法人が地場のショップと手を組んでチューニングを始めているそうで、いすゞ一強の時代も変わりつつあると話してくれた。

* * *

OAMの会場を歩いた感想を聞いてみると、来場者の動線を考慮したレイアウトで混み合っていても見やすいという印象で、ホールの外を広く採っていて移動しやすいと分析。展示されていた車両については、タイの人もクルマを飾り立てるのが好きだが、大阪は独特なスタイルで興味深いと感じたようで、近い将来、タイで「オオサカスタイル」のカスタマイズカーが見られる日がくるかもしれない。

■Bangkok International Motor Show
https://www.motorshow.in.th/en/home-en/

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