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スズキ「ジムニーシエラ」をカッコ可愛くローライダーカスタム! レトロな雰囲気もあわせもつ「K-BREAK」マジックとは

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TEXT: 青木邦敏(AOKI Kunitoshi)  PHOTO: 青木邦敏(AOKI Kunitoshi)

  • あえてレトロな雰囲気を与えたローライダーカスタム
  • 海外仕様のサムライをモチーフにしたアメリカンテイストなリメイクを施す
  • ルーフアンテナがさらにレトロ感をアップ
  • オーバーフェンダーにジムライドのボディキットを装着する
  • ホイールはフルメッキ15インチのKMC ターミネーターを装着
  • US仕様らしさを表現するコーナーマーカーを装着する
  • キャンディレッドのカラーリングをボディに施す
  • 昔ながらのトラック的な質感を再現するフロントバンパー

独自の発想力で生み出したジムニー シエラ

スズキ「ジムニー/ジムニー シエラ」の人気は衰えを知らず、納車待ち1年とも言われ、近年のカスタムの分野においても大きな広がりを見せ、定番のリフトアップ系を中心に本格オフローダーからライトカスタムなアウトドアリメイク、爽やかな街乗りタウンユース系ドレスアップまで多岐にわたります。そんなジムニー/ジムニー シエラのカスタムにおいて、独自の発想力によって魅力的なマシンを生み出すメーカーが大阪オートメッセ2024(OAM)に出展した「K-BREAK」です。

クルマ好きの楽しみの枠を広げるK-BREAK

常識にとらわれず、自分たちの感覚でカッコよさを追求しクルマ好きの楽しみの枠を広げるK-BREAKは、今回のOAMでスズキ現行JB74W型「ジムニー シエラ」を使って、われわれが忘れかけていたカスタムシーンを思い出させてくれた。それが、輸出仕様だった米国スズキJA11型「サムライ」をモチーフにしたアメリカンテイストなリメイクを施したジムニー シエラだ。

現行型ジムニー シエラをベースにUS仕様のサムライに目を付けたアプローチも鋭いが、それ以上に面白いのがローライダーという特殊カテゴリーの文化を融合させた点だ。

アメリカンカスタムを代表するローライダー文化は、アメリカ西海岸のイースト・ロサンゼルスが発祥とされ、日本のクルマ好きの若者にも大きな刺激を与えた。そして、そのカッコよさをアレンジしたカスタムが1980年代前半に日本でも大流行し、当初は本場アメリカに倣ってシボレー「インパラ」、キャデラック等のアメ車をベースにしていたが、1980年代中盤から日本車をベースにローライダーカスタムが爆発的にヒット。さらに後半に入るとピックアップトラックやサムライ、トヨタ「ハイラックス」をベースに15インチのワイヤーホイールを履かせるバニングカスタム、トラッキンカスタムへと派生していった。

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