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車酔いしやすいクルマとそうでないクルマの違いは? パファーマンスダンパーで軽減できる!? 効果のほどは…

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TEXT: 青山尚暉(AOYAMA Naoki)  PHOTO: COX/AMW

クルマを乗り換えられないならパフォーマンスダンパーを装着してみては

トルクベクタリングコントロールが付かないミニバン、車酔いにとくに配慮されていないミニバンなら諦めるしかないのか? いや、そんなことはない。筆者も以前、愛車で実践したのだが、トルクベクタリングコントロールに準じた効果を、非トルクベクタリングコントロール装着車でも実現できる方法として、パフォーマンスダンパーの装着がある。例えばヤマハ製のパフォーマンスダンパーが有名だが、VW「ゴルフ」のチューナーでも有名なCOXが、ヤマハ製パフォーマンスダンパーを車種専用ボディダンパーとしてVW車はもちろん、国産ミニバンにも対応するキットを発売している。

その効果はボディの振動吸収機能がメインで、特殊なダンパーを利用した減衰力機構によって車体性能と乗り心地を飛躍的に向上させ、人や犬の車酔いを軽減! する効果もあるらしい……と聞いて、高齢の愛犬を乗せてドライブする機会が多いわが家だけに、思い切って装着してみたわけだ。

COXによれば、子どもが車酔いして困るというボックス型ミニバンに乗っていたユーザーがボディダンパーを装着したところ、子どもが車酔いしにくくなったという報告もあるそうだ。劇的効果……とまではいかないかも知れないが、試してみる価値はあると思える。

なお、COXボディダンパーは、輸入車ではVW、BMW、ルノー、ミニ、テスラ、アバルト、ボルボの一部車種、国産車ではトヨタの「アルファード」などのミニバン、SUV、コンパクトカー、「86」など、三菱のほぼ全車、スズキ「スイフトスポーツ」、スバルのほぼ全車に幅広く対応している。

もっとも、すでに説明したように、基本的に車酔いしにくいクルマでも、荒い運転をすれば同乗者の車酔いを誘発。スムーズで丁寧な加速、減速、カーブの曲がり方などのやさしい運転テクニックが第一である。

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  • 青山尚暉(AOYAMA Naoki)
  • 青山尚暉(AOYAMA Naoki)
  • 学生時代からプロミュージシャンとして活動し、ある日突然自動車専門誌、輸入車専門誌の編集者に転身。その後、モータージャーナリストに。新車試乗記やクルマコラムの執筆だけでなく、1台のクルマに対して20カ所以上を独自開発ツールで計測する車両パッケージ解説にもこだわりまくる性分。また、ドッグライフプロデューサーとしても活動し、愛犬とのドライブ術、ペットと泊まれる宿について情報発信。Web、専門誌、一般誌、ラジオ、TV、インターペット、キャンピングカーショーなどで「愛犬との快適安心な旅スタイル」を提言。小学館@DIME、PETomorrowなどでは愛犬とのライフスタイル、ドッグフレンドリーカー記事を展開中。カートップの連載「CT DOG」をまとめた『愛犬と乗るクルマ』はドッグフレンドリーカー選び、愛犬とのドライブ旅行のバイブルとなるムック本。著書に「ぼくたちの外車獲得宣言」「ムリしないで外車が買える本」「すごい海外旅行術」など。輸入車の純正ペットアクセサリーの企画、開発、デザインにも携わっている。趣味はスニーカー、バッグ、帽子の蒐集。今も音楽をいい音で聴くことにこだわり、愛車のサウンドシステムは総出力400W 10チャンネル9スピーカーで構成されるデンマークの「DYNAUDIO」。日本カー・オブ・ザ・イヤー選考委員(1994年~)。
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