シャシー&エンジンナンバーも新車時のまま
今回RMサザビーズのモントレー・オークションに出品された3.0 CSLは、1972年式のシリーズ2。BMWによればイタリア市場に輸出されて以来、すべての歴代所有者が判明している貴重なモデルである。付属のBMWクラシック証明書に記載されているとおり、シャシーナンバーやエンジンナンバー等は、すべて新車時のまま。
インテリアの仕様もブラックレザーに工場出荷時の正しいタイガ・メタリックの組み合わせで仕上げられている。これは現在までの間に、オランダの有名なBMWブランドの専門業者、オルデンツァール・クラシックスによる本格的なレストア作業を受けたためで、それにかかった費用は25万1000ユーロ(邦貨換算約3920万円)以上の領収書もきちんと残されている。アルミニウム製のボディパネル、アルピナ製の20本スポーク・アルミホイール、シート、エアコンなどは、すべてオリジナルのままだ。
気になるエスティメート(推定落札価格)は、25万ドル〜30万ドル(邦貨換算約3700万円〜4440万円)だった。実際のハンマープライスは、20万1600ドル(邦貨換算約2949万円)という価格で落札された3.0 CSL。エスティメートには届かなかったが、ひところより明らかに高価になったことは確かだ。








































































































