いすゞのトラックはアウトドアの相棒に最適！

カスタムカーのビッグイベント東京オートサロンが2025年も1月10日～12日に開催され、3日間で累計25万人を超える来場者を数えました。850台を超える展示された車両の中から、今回はいすゞブースに展示されていた「エルフミオ」ベースのアウトドア仕様を紹介します。

遊び心満載の装備を搭載したエルフミオ クロスコンセプト

オートサロンの会場では自動車メーカー系のブースも大盛況。新車のお披露目はもちろん、コンセプトモデルやイメージモデルなども展示されている。よく見て回ると面白いモデルをたくさん発見することができるのだ。今回は大型自動車を製造しているいすゞ自動車のブースで発見した、アウトドア仕様のエルフトラックを紹介しよう。

ベースとなっている車両は、最近の若者が取得した普通免許でも運転が可能な「エルフミオ」がベースとなっている。中型免許への限定解除が不要な「だれでもトラック」で、展示されていたのは「エルフミオ クロスコンセプト」と名付けられたコンセプトモデルだ。

ちなみにエルフミオは現在日本国内で唯一販売されている普通自動車免許対応の小型ディーゼルトラックで、キャンピングカーのベースとしても注目されている車両だ。

ハードカーゴと共同開発したベッドラックを荷台に搭載

コンセプトは仕事もできて、遊びにも使える1台ということで、荷台は犠牲にせず、その上にヤグラのようなベッドラックを設置している。じつはこのベッドラックは、軽トラカスタムで人気となっているハードカーゴ社がコラボレーションして開発したエルフミオ専用のラックで、ベッド四隅にマウントすることで、荷台の積載能力はほとんどスポイルされていないのが特徴だ。

このラックにはさまざまなアタッチメントを装着することでシステムアップが可能となっており、この車両もオーニングやシャワーなどをラックに設置しているほか、ラック上部にも長尺物が積めるようにサイドバーとパッドが備わっている。これによって、SUP（サップ）や自転車など、大容量の荷物を積むことが可能となっているのだ。

足まわりにはOPEN COUNTRYの試作モデルを装着

驚くべきは足まわり。リフトアップこそされていないようだが、専用のアルミホイールを装着し、今回のためにトーヨータイヤが試作したというOPEN COUNTRYを装着。足まわりのドレスアップもしっかりと行われている。

フロントにはパイプ状のバンパーガードを装着し、リアの下部にもパイプガードを追加。サイドにも燃料タンクのガードを兼ねたパネルを設置。

ちなみにベッドラックは車両の全高内に収まるようにキャビン部分のトップと高さを2m以下に揃えてあるほか、キャビン上部に装着したルーフバスケットを含めても一般的なショッピングモールの立体駐車場の高さ制限である2.1m未満に収まるように設計されており、普段使いに支障が出ないよう工夫されている。まだまだ市販化は未定とのことだが、販売されれば遊び道具として最高に楽しい1台となりそうだ！