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盗難で4年間行方不明だったフェラーリ「365GTC/4」が約2945万円で落札! 腐っても鯛の跳ね馬でも評価されるにはもう少し時間がかかる!?

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TEXT: 山崎元裕(YAMAZAKI Motohiro)  PHOTO: 2024 Courtesy of RM Sotheby's

一時期、行方不明になっていた!?

今回の出品車は、そもそもマラネロからアズーロ・ハイペリオンのボディカラーで1971年10月に、パリの著名なフェラーリ・ディーラーであるシャルル・ポッツィに出荷されたもの。ファースト・オーナーはフランスのジャーナリスト兼TVプロデューザーのジャック・マルタンで、彼はこのモデル(S/N:14493)を3年間所有したのち、ほかのカスタマーに譲渡。

1985年には5代目のオーナーとなったジャン・グレグイがそれを購入するが、それから4カ月後に盗難に遭い、5年間行方は不明のままだった。それが発見されたのは1990年のことで、1992年には現在の所有者であるジャック・マルコッティの手にわたった。

マルコッティはボディカラーをダークブルーにリファインするなど丹念にそのリファインを進め、1997年のフェラーリ社創立50周年式典にも展示されることになる。そして2014年、今回の出品者であるキュレーテッド・コレクションのコレクションに加わったのだ。

RMサザビーズが20万〜25万ユーロ(邦貨換算約3200万円〜4000万円)とした予想落札価格に対して、入札者たちの365GTC/4というモデルに対する反応は、必ずしも良いものとはいえなかったようだ。最終的な落札価格は、18万4000ユーロ(邦貨換算約2945万円)。その価値が認められるまでには、まだまだ時間が必要というわけなのだろうか。

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