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ベントレー「ベンテイガ」に新なグラデーション塗装技術を採用! 特別な3台の売上は子ども向け慈善団体へ寄付される「ヴィクトリス ベンテイガ」とは

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TEXT: AMW  PHOTO: Bentley Motors

新たに採用されたグラデーション塗装

70時間以上の塗装作業で仕上げられた1台目は、キャンディレッドからクリケットボールレッドへのグラデーション塗装が施されており、Dピラーにはクロームとグロスブラックのヴィクトリスバッジが取り付けられている。ホイールはグロスブラック仕上げの22インチ5本スポーク、キャリパーもブラックで統一されている。

内装はベルーガブラックとマリナーホワイトのツートーンで、パネルはグランドブラック仕上げとなる。ピラー・ボックスレッドのピンストライプがキャビン全体を囲み、ダッシュボードのV字装飾が空調ベンチレーターへと続いている。シートにはシルバーのベントレーウィング刺繍が施され、ヘッドレストにはヴィクトリスのパターンが型押しされている。

2台目は、ムーンビームシルバーからアンスラサイトグレーへのグラデーション塗装が施されており、内装はベルーガブラックとサドルブラウンのツートーンで構成されている。パネルにはハイグロス仕上げのカーボンファイバーが使用され、ピンストライプはムーンビームホワイトで彩られている。

3台目は、アンスラサイトからエクストリームシルバーへのグラデーション塗装が特徴である。ホイールはグロスブラックとマシン仕上げが組み合わされた22インチ10本スポークで、マシン仕上げ部分がエクストリームシルバーの色調を際立たせている。内装はクリケットボールとベルーガのツートーン構成で、グランドブラックのパネルにムーンビームのピンストライプが鮮やかなコントラストを描き出している。

AMWノミカタ

今回のヴィクトリス ベンテイガの大きな特徴は新たに採用したグラデーションの技術であろう。塗料を吹き付ける技で濃淡を表現する従来のグラデーションではなく、あらかじめ調合された複数の色をエリアごとにペイントしグラデーションを表現するという手法だ。マスキング作業などの手間なのか1台あたりの作業時間は70時間と多いが、これまでの職人技に頼ったペイント方法よりもステンシルを使ったペイント方法のほうが失敗のリスクも少なく、またデザイン通り正確にペイントできるメリットがあるような気がする。

またデュオトーンの使い方はフロントドア部分に淡くグラデーションをかけ、リアフェンダーにかけては鋭いエッジを表現し、元のボディラインを活かしたそのコントラストが美しい。この色の分け方は今後ビスポークでオーダーしようとしている顧客の大きなヒントになるのではないだろうか。

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