ボディサイズもパワーもちょうどいいのでトヨタ86に決めました!
110台ものGR86/86/BRZが集まったオフ会が2024年末に開催。そこで出会ったのは、女性オーナーが乗るブラックのトヨタ「86 GTリミテッド」でした。ボディ下部はエアロパーツを装着していないのに、ちょっとした工夫で個性的に魅せています。気になるクルマをじっくり見ていくこととしましょう。
ひときわ輝く女性オーナーが乗るブラックのGTリミテッド
「そでがーでん」という地元のイベントとのジョイントで開催されたオフ会。会場を歩いて発見したのが、今回紹介するブラックの86だ。シンプルで渋目の外観ながら、ボディが非常にキレイなのだ。さらにレディースオーナーであることにビックリ! 早速声をかけてお話を伺ってみた。オーナーはこの2012年式のGTリミテッドを購入して5年というルナさん。元々マニュアル好きで、クルマ好きだったという彼女が選んだのが86だったというわけだ。
「86はサイズもパワーもちょうど良いので選びました。ピカピカに輝いている黒いボディが好きでこの色を選んでます。86はこういうミーティングがあって仲間ができるのも楽しいですね。近い将来エアロを装着したいので、最近はイベントに来るとたくさんあるクルマを見て自分好みのエアロを探してます。このクルマは乗り潰すつもりでまだまだ乗り続けていきたいです!」
シンプルだけどこだわりの詰まったボディ各部に注目!
さて、まず気になるのが、ラジエター開口部が大きく口をあけたビッグマウスのフロントバンパーだ。こんなエアロがあったのかとルナさんに聞いてみると、
「えっ、これノーマルですよ。実はアミとっただけなんです(笑)」
グリルメッシュは比較的簡単に外れるそうで、外してみたところかなりカッコいいと、このスタイルをチョイスしたそうだ。ちょっと飛び石は怖いが、ターボ装着車両も参考にできそうなアイディアだ。ちなみにせっかくのGTリミテッドにも関わらず、リアのウイングはあえて外して、ノーブランドながら大きめの形状のダックテールを装着している。実はこれはルナさんが最初から憧れていたスタイルなんだとか。サイドスカートなどそれ以外のエアロは装着しておらず、ボディはいたってシンプルだ。
内装のアクセントに合わせてキャリパーをDIYでペイント
足まわりはBLITZの車高調を装着し、適度にローダウンされている。ホイールは18インチのグラムライツ57CRで、前後ともに225/40R18サイズのタイヤを装着。ちなみに57CRというと明るめの色を選ぶ人が多いが、ルナさんはあえて濃いめのガンメタリックをチョイスしている。
「でも真っ黒過ぎてもどうかなと思ったので、キャリパーは頑張ってDIYでレッドにペイントしました」
内装はステアリングやサイドブレーキなどもレッドのアクセントが入る前期GTリミテッド独特のレッドインテリアがキレイな状態でキープされている。そして助手席前のダッシュパネルにはMAX織戸氏とノムケン氏のサインが……。
「最近はちょっとパワー不足を感じてて、もうちょっとパワーが欲しいんですよね。やっぱりターボが必要かな!」