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「ルート66」の終着点サンタモニカで巨大ロブスターを食べよう! 映画好きにはたまらないオススメスポットとは?【ルート66カリフォルニア旅_06】

「ルート66」の終着点サンタモニカで巨大ロブスターを食べよう! 映画好きにはたまらないオススメスポットとは?【ルート66カリフォルニア旅_06】

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TEXT: 竹内耕太(TAKEUCHI Kota)  PHOTO: AMW 竹内耕太(TAKEUCHI Kota)

老舗シーフードレストランで巨大ロブスターを味わう

サンタモニカに来たからにはぜひ食べておきたいのがシーフード。サンタモニカ・ピアは、1994年の映画『フォレスト・ガンプ 一期一会』の舞台のひとつでもあり、ピアには同映画をテーマにしたレストラン「ババ・ガンプ・シュリンプ」が店舗を構えていて人気を誇っている。

今回はピアの入り口にある老舗レストラン「ザ・ロブスター」で夕食をとった。ここは1923年創業の老舗で、1985年に一度閉店するも1999年に復活を遂げ、2019年からはミシュランプレートに選出されている名店だ。

前菜として西海岸と東海岸の牡蠣を食べ比べた後は、本命のロブスター。スチームとグリルをそれぞれ頼んで同行者とシェアしたが、サーブされた時はあまりの大きさに圧倒された。新鮮でプリっと弾力のある身は、伊勢海老や蟹とはまた違ったワイルドさがあるし、日本ではここまで大きなロブスターにお目にかかれることはまずないだろう。カリフォルニアに来たことをこれでもかと実感するディナーとなった。

この日の宿泊は、ピアから1kmほどの距離にある「フェアモント・ミラマー・ホテル&バンガローズ」。ここも1921創業という老舗の五つ星ホテルで、ルート66の旅人やハリウッド・スターたちに愛されてきた宿だ。緑に囲まれたバンガローで静かに落ち着いた夜を過ごすことができただけでなく、同行者のひとりが旅の途中で通風を発症してしまい、杖がどこかで入手できないかと相談したら即座に杖を提供してくれるなど、ホスピタリティも超一流なのだった。

サンタモニカでギターをかき鳴らしてみる体験も

翌朝はサンタモニカ・ビーチのビジターセンターの向かいにある、これも1933年創業と老舗の「ジョージアン・ホテル」へ足を運び、1階の名門レストラン「シエラ」で伝統的なブレックファストをいただいた。ベーコンはカリカリを極めた鰹節のような硬さで、ナイフで切るというよりも砕きながら食べるのも、また一興というもの。

最後にロサンゼルス国際空港から帰途につく前に、「サンタモニカ・ミュージックセンター」という地元の楽器店に立ち寄って1時間ほど簡易なギターレッスンを体験する機会を得た。

数々のミュージシャンたちに愛されてきたサンタモニカの地で、超初心者向けにギターの基本中の基本から、有名な曲の説明まで明るくフレンドリーに解説してくれる。弦楽器を触ったことのなかった筆者も、ひとまず「Eマイナー」というものを覚えることができた。

30分か60分の枠で多彩なリクエストに応じてくれるようなので、音楽の雰囲気だけ触れてみたいという初心者でも、アメリカ流の弾き方を教わりたい中級・上級者も、サンタモニカを訪れたらついでに体験してみるといいだろう。

* * *

広大なカリフォルニアは行ってみたい魅力的な場所に事欠かない。気になるスポットをとりとめなく巡るのもいいけれど、テーマを1つか2つ設定してみると、旅の思い出にさらなる深みが増すはずだ。

2026年でルート66が100周年を迎えるこのタイミングで、かつてカリフォルニアに憧れて東から西へと向かった旅人たちの足跡をたどり、アメリカの歴史と文化に思いを馳せてみてはいかがだろうか。

■Visit California(カリフォルニア観光局)
https://www.visitcalifornia.com/jp/

■Visit Santa Monica(サンタモニカ観光局)
https://www.santamonica.com

●「ルート66カリフォルニア旅」の記事一覧はこちら

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  • 竹内耕太(TAKEUCHI Kota)
  • 竹内耕太(TAKEUCHI Kota)
  • 田舎の大学院で古代インドのサンスクリット語を研究していた元・学者の卵。クルマ遊びにハマって中古車販売店で1年働いた後に出版業界へ。クルマやカルチャー系の雑誌のほか、翻訳書、人文書、地図帳、写真集など手がける。クラシック・フォルクスワーゲンが趣味の中核で、愛車は1963年式カルマンギア。数年前に都内から小田原へ移住し、賃貸ガレージハウスでリモートワークしつつ、箱根や伊豆のワインディングをのんびりドライブする日々。
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