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ジョシュアツリー国立公園で「エアストリーム」の豪華グランピング! ジープ「スクランブラー」で行く砂漠探検がオススメ【ルート66カリフォルニア旅_02】

ジョシュアツリー国立公園で「エアストリーム」の豪華グランピング! ジープ「スクランブラー」で行く砂漠探検がオススメ【ルート66カリフォルニア旅_02】

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TEXT: 竹内耕太(TAKEUCHI Kota)  PHOTO: AMW 竹内耕太(TAKEUCHI Kota)

  • 旅の相棒はハーツ・レンタカーからレンタルしたシボレー サバーバン
  • パームスプリングスからメタテランチを経由し、ジョシュアツリー国立公園の南東部から入って西へ向かって移動した
  • クルマは1980年代のジープ CJ-8 スクランブラーだ
  • 助手席に1名、後席に6名、計7名のゲストをのせて走れる
  • ツアーガイドのダレルさんがこの土地の自然をじっくり解説してくれた
  • サンアンドレアス断層が形成した険しい岩場の中を進む
  • 砂漠の中でも、岩のくぼみには鳥の巣が存在する
  • かつて鉱山などで人が生活していた跡も残る
  • 先住民であるネイティブアメリカンの住居が再現されていた
  • ネイティブアメリカンの文化もじっくり解説してくれた
  • インディオの町の「TKB Bakery & Deli」で調達したハンバーガーを車内で食べながら移動する
  • ジョシュアツリー国立公園の南東側から入っていく
  • コットンウッド・スプリングのトレイルを軽く散策。ここは巨大なパームが生えているエリアだ
  • ジープ ラングラーはアメリカでは本当に当たり前の存在としてよく見かける
  • コットンウッド・スプリングのビジターセンター。トイレ休憩にも重要な施設だ
  • ビジターセンターではお土産だけでなくマップも入手できる
  • ジョシュアツリー国立公園内を東から西へ。しばらく何もない荒涼とした風景が続く
  • チョーヤカクタスという、奇怪な形のサボテンの群生地。棘はかぎ状になっているので触ると厄介だ
  • 巨岩が立ち並ぶのもジョシュアツリー国立公園の特徴だ
  • スカルロック、訳せばそのまま「ドクロ岩」。ロッククライミングを楽しむ人も多い
  • 宿へ向かいながら、途中のスーパーで飲み物や果物などを調達しておく
  • この日の宿泊地、オートキャンプ・ジョシュアツリーへチェックイン
  • アメリカを代表するキャンピングトレーラー、エアストリームのサイトが大量に並ぶ
  • クラシックな外観のエアストリームだが、中身は最新のキャンピングトレーラーとなっている
  • エアストリームの中にはダイニング、キッチン、トイレ、シャワーなど、普通のホテルと同等以上の設備
  • 夕方は一行でBBQ。施設で用意してくれたセットに、自前で調達した飲み物や果物を組み合わせる
  • 大きい牛肉を焼いて塩コショウを振るだけで、十分以上に美味しいのは、アメリカのBBQの神秘だ
  • 夜はプライベート星空観察。地元の天文好きの青年スティーブさんが講師だ
  • 子どもにもわかりやすく、惑星や星座、星雲まで天体望遠鏡で見せて解説してくれた
  • 最後は月を各人のスマホで撮影してくれた
  • 標高約1500m、ジョシュアツリー国立公園で一番高い地点にあるキーズ・ビュー。ハート形の石を発見
  • ジョシュアツリーはユッカの仲間の植物だ
  • 普通はいくつも枝が伸びで曲がって成長するジョシュアツリー。奇跡的にまっすぐ1本だけで上に伸びた、おそらく公園内で一番背の高い1本
  • ときどき小さな生命を見かける
  • 岩の隙間にも小さな植物が息づいている
  • 巨岩の脇にもキャンプサイトがある
  • ロッククライミングとセットでキャンプを楽しむのも魅力的だ
  • トゥエンティナイン・パームスの町にある、ジョシュアツリー国立公園ビジターセンター
  • ジョシュアツリー国立公園の自然史をまとめて学ぶことができる
  • グッズ販売コーナーも充実のラインアップだ
  • ビジターセンターの目の前のバーで昼食を調達した
  • メタテランチでレッド・ジープ・ツアーというアドベンチャー・プログラムに参加
  • メタテランチでレッド・ジープ・ツアーというアドベンチャー・プログラムに参加
  • 奥のベッドルームも広くて豪華だ
  • バーカー・ダム・ネイチャー・トレイルでジョシュアツリーと巨岩の風景の中を歩く
  • 標高約1500m、ジョシュアツリー国立公園で一番高い地点にあるキーズ・ビューからの眺め
  • クラシックな外観のエアストリームだが、中身は最新のキャンピングトレーラーとなっている

アメリカならではの砂漠と大自然を満喫できるジョシュアツリー国立公園

「アメリカの母なる道」と呼ばれる「ルート66」が2026年で100周年を迎えます。ロサンゼルス・ドジャースの大谷翔平選手を応援しにカリフォルニアを訪れる日本人が多い今、そこからちょっと足を延ばせば満喫できる、ルート66ゆかりのスポットをご紹介。今回はルート66と並んでぜひとも一度は行っておきたいスポット「ジョシュアツリー国立公園」で、キャンピングトレーラー「エアストリーム」によるグランピングを体験してきました。

ジープ・ツアーでサンアンドレアス断層地帯を疾走

ロサンゼルスを出発して東に向かい、パームスプリングスで1泊。早朝に熱気球フライトを体験した後は、「ジョシュアツリー国立公園」へ向かう。が、その前にパームスプリングス近郊のメタテランチ保護区に立ち寄った。地図では国立公園のすぐ南西だが、山脈で隔てられている場所だ。

ここには「レッド・ジープ・ツアー(Red Jeep Tours)」というアドベンチャー・プログラムが存在する。カリフォルニア州を縦断するサンアンドレアス断層に属する、峻険な岩山と砂漠の中をジープで走って案内してくれるという趣向である。

現地に現れたのは真っ赤にペイントされたジープ「CJ-8 スクランブラー」。「CJ-7」のロングホイールベース仕様として1981年~1986年に生産されていたモデルだ。

ツアーガイドのダレルさんはジープをギュンギュン勢いよく飛ばしながらも小まめにストップし、太平洋プレートと北米プレートが衝突して断層が形成されるまでの地質学的な解説から、ここの動植物の自然史、そして先住民であるネイティブアメリカンの文化に至るまで、じつに広範な情報を巧みに語ってくれた。

ワイルドで大ざっぱなツアーかと思いきや、炎天下の砂漠でダレルさんは我々に頻繁に水分補給や冷たいおしぼりを提供してくれて熱中症予防を徹底し、内容的にもなかなかアカデミックな充実した時間だった。

荒涼とした砂漠は、いつか映画で見たイメージそのもの

ジープ・ツアーを終えて駐車場に戻ると、ほど近いインディオの町の人気のサンドイッチ&ハンバーガーショップ「TKB Bakery & Deli」で調達したハンバーガーを車内で食べながら、ジョシュアツリー国立公園へ。

国立公園の名前にもなっている「ジョシュアツリー」はユッカの仲間の植物で、学名はずばり「Yucca brevifolia」(短葉のユッカの意味)。節くれだった枝ぶりから、旧約聖書のヨシュアという人物がひざまずき天を仰ぐ姿になぞられて命名されたと言われている。とはいえそれより何より、日本においてはU2が1987年にリリースした名アルバム『ヨシュア・トゥリー』で有名だろう。

この日は国立公園の西側の出入口が工事で夕方まで通行止めとなっていたため、公園の南東側から入っていった。じつはジョシュアツリーが群生しているのは西側エリアだけで、東側ではしばらく荒涼として何もない砂漠の風景が続く。その次にチョーヤカクタスという、奇怪な形のサボテンの群生地。やがて西側になると、ジョシュアツリーと数々の巨岩が見えてきた。

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