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昭和の旧規格軽自動車が大集合! 四国の商店街で開催された「U550旧軽自動車ミーティング」の魅力とは

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TEXT: 酒寄俊幸(SAKAYORI Toshiyuki/gasgraphix)  PHOTO: 酒寄俊幸(ガスグラフィックス)

  • 川之江栄町商店街駐車場に、排気量550ccまでの軽自動車が大集合
  • 会場は、愛媛県四国中央市川之江にぎわい広場ステージの真横
  • “モノを大事に、長く使うこと。それもエコです”というメッセージこそ、「U-550旧軽自動車ミーティング」のテーマなのだ
  • 参加者は、しこちゅ~ホール駐車場に集合
  • パレードランのために集まった参加者たち
  • しこちゅ~ホールからイベント会場まで、パレードランをしながら来場
  • 前方に見えるアーケードが川之江栄町商店街
  • スタッフが参加者をアーケード前にてお出迎え
  • オート三輪として唯一の参加となったダイハツ ミゼット
  • 右のマツダ ポーターキャブは、主催者代表である村上さんの愛車
  • ダイハツ フェローバギィやマツダ ポーターバンなど、現代まで生き残ったクルマが元気に集結
  • マツダ ポータートラックをウッディなキャンピング仕様にした、ユーチューバーの“きくの丸”さんの愛車
  • 1988年12月まで、軽自動車の企画は全長3.2m×全幅1.4m×全高2.0mだったため、普通サイズの駐車枠でも充分な広さに
  • 場内ではスワップミートも開催
  • ドライバーがいる? と思ったら、そこには在りし日の森昌子さんが。昭和のおじさんおばさんにはこれで通じるが、平成生まれには、ONE OK ROCKのTAKAと、MY FIRST STORYのHiroのお母さんと言わないと伝わらない!?
  • ローダウン、チンスポイラー追加でカスタムされたダイハツ フェローマックスやホンダ ライフ
  • ステージでは唄やダンスなど、様々な催しものが実施されていた
  • 昭和レトロフェスタとして、たくさんのマルシェも登場
  • 愛犬や愛猫を編み物のぬいぐるみにしてくれる
  • 愛媛日産自動車では、フェアレディZの2025年モデルの初回予約相談会を実施
  • 昭和レトロフェスタの人気企画、参加無料のお楽しみ抽選会はいつも盛り上がる
  • 排気量550ccというカテゴリーでは、最新車に近い年代生まれのスズキ アルトワークス
  • お楽しみグッズが当たる抽選会も実施
  • 第13回U-550旧軽自動車ミーティングの表彰式は、メインステージで開催された
  • アワードを手に入れた皆さんには、素敵な商品がプレゼントされた
  • 天候が危ぶまれたが、イベントギリギリまで持ちこたえた
  • 参加者の「また来年!」という言葉からも、1年に1度の楽しみとなっていることがよく分かるイベントだった
  • 左から、ダイハツ ハイゼット、マツダ ポータートラック、スズキ キャリィトラックと、個性豊かな商用車が勢揃い
  • ほとんどの方が元気に自走で来場していた
  • これだけの台数の軽自動車が走り去る光景は圧巻

紙の町で開催された旧規格軽自動車のミーティング

軽自動車の排気量が現在の660cc以下と定められたのは1990年1月です。それ以前の軽自動車は550cc以下、360cc以下と、排気量やボディサイズの規格が時代とともに変更されてきました。愛媛県四国中央市で開催された「U550旧軽自動車ミーティング」は、排気量550cc以下のいわゆる旧規格軽自動車の車両が参加できるイベント。“紙の町”として知られる四国中央市の川之江栄町商店街で開催された、第13回目の模様を紹介します。

古き良き時代を振り返り、昭和を懐かしむ

愛媛県四国中央市は、2004年4月1日に川之江市、伊予三島市、土居町、新宮村が新設合併されて誕生した。徳島県、香川県、高知県と接しており、四国のほぼ中央に位置する。その昔は宇摩地域とも呼ばれ、明治時代より製紙業が活発化し、大正時代に機械化が進んだことでさらに発展。製紙・紙加工業の生産量は日本最大規模で、その出荷額は18年連続日本一を達成した実績をもつ。同市が“日本一の紙の町”を謳う理由は、ここにある。

「第13回U-550旧軽自動車ミーティング」は、四国中央市の川之江栄町商店街振興組合が主催する「昭和レトロフェスタ」内の企画として開催されている。このフェスタには、四国中央市が後援、四国中央商工会議所が協賛して、イベント当日はこの商店街にたくさんのまちなかマルシェやワークショップが登場した。

にぎわい広場に設置されたメインステージでは、琉球太鼓、昭和のもの自慢コンテストなどをはじめ、さまざまなステージイベントが開催された。これらのすべてを満喫していると、1日では足りないほど盛りだくさんなコンテンツが用意されている。

2023年開催の第12回目も取材でお邪魔していたが、昭和レトロフェスタという町おこしイベントとともに、昭和の可愛らしい軽自動車が一斉に集まる姿に大興奮。それだけに、2度目の取材訪問は仕事には違いないが、とても楽しみにしていたイベントだった。

各地から集まった排気量550cc以下の可愛い軽自動車たち

イベントメインステージの真横にある栄町商店街駐車場が、第13回U-550旧軽自動車ミーティングの会場となる。しかし、参加者たちは入場前に四国中央市市民文化ホール、通称“しこちゅ~ホール”駐車場に集合。そこをスタートし、市内をみんなでパレードランをしながら会場を目指すのが恒例行事となっている。

さまざまな可愛らしい軽自動車が早朝に駐車場に集まる姿は、すでにプチミーティングの雰囲気。しかも、これらが連なって走る姿は、クルマを詳しく知らない人でも必ず振り返るであろう、愛おしさで溢れていた。

会場に展示されたクルマは約80台。ノーマルからカスタムまで各メーカーの歴史を思い出させてくれる数々のクルマは、昭和レトロフェスタに足を運んだ来場者を大いに楽しませてくれたのに間違いない。

この第13回目のイベントで、筆者がとくに気になったのはダイハツ「フェローバギィ」。1970年4月〜9月までの半年間に販売されたレジャービークルだ。オイルショック前の高度経済成長期の真っただなかで、日本で初めてとなる大阪万国博覧会が開催されていた時期でもある。携帯電話、電気自動車といった今では当たり前となっている最新技術を体験できた万博が、来場者6400万人と盛り上がっていた55年前。そんな時代に、FRPボディを使った100台限定のバギーカーが走れる状態で、しかもイベント終盤は雨が降りそうだったという天候で参加してくれたことにひとりのクルマ好きとしてオーナーに感謝したい。

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