クルマを文化する
REAL CAR CULTURE

AUTO MESSE WEB

クルマを文化する
REAL CAR CULTURE

AUTO MESSE WEB(オートメッセウェブ)

  • TOP
  • CLASSIC
  • いすゞ「エルフ 150 1.25トン」はベレットと同じエンジンを搭載!昭和の激レアトラックでした【珍車百景】
CLASSIC
share:

いすゞ「エルフ 150 1.25トン」はベレットと同じエンジンを搭載!昭和の激レアトラックでした【珍車百景】

投稿日:

TEXT: 高桑秀典(TAKAKUWA Hidenori)  PHOTO: 高桑秀典(TAKAKUWA Hidenori)

  • いすゞ エルフ 150 1.25トン:ビニールレザーのシートも旧車っぽいディテールだといえる
  • いすゞ エルフ 150 1.25トン:トラックだがメーターまわりのデザインもカッコイイ
  • いすゞ エルフ 150 1.25トン:低床の荷台が275cmもあるので、大型バイク、ロングボード、カヌーなどを運べる。荷台に作業灯がある
  • いすゞ エルフ 150 1.25トン:インテリアはボディ同色の鉄板仕様となっている
  • いすゞ エルフ 150 1.25トン:運転をするとトラックに乗っている感じがしないという
  • いすゞ エルフ 150 1.25トン:各種ステッカー類も純正モノが残っている
  • いすゞ エルフ 150 1.25トン:ドアの内張りのコンディションも良好
  • いすゞ エルフ 150 1.25トン:弓矢のようなサイドウインカーなども、いすゞらしいデザイン。屋号は手書きだ
  • いすゞ エルフ 150 1.25トン:グレーの分割グリルもチャームポイントのひとつ
  • いすゞ エルフ 150 1.25トン:丸型4灯式ヘッドライトを採用した2代目いすゞ エルフの顔が好きだという人が少なくない
  • いすゞ エルフ 150 1.25トン

驚くほどのコンディションをキープ

過去にAUTO MESSE WEBで取り扱ったスズキ「エリオ」ヒュンダイ「エクセル」を紹介した東京・町田市にあるスウィンギンモータース。今回もまさに珍車百景という言葉がふさわしいいすゞ「エルフ 150 1.25トン」を紹介します。

趣味車としても使える長くて低い荷台

名車、珍車の販売を得意としているスウィンギンモータースが第16回ノスタルジック2デイズ2025に展示したのは2代目いすゞ エルフ。なんとガソリンエンジンの低床一方開きという昭和の激レアトラックであった。

このクルマのポイントは、なんといってもガソリンエンジンだ。驚くことにベレットなどと同じパワーユニットとなるG161型1.6L水冷直列4気筒SOHCエンジンを搭載。トラックとは思えぬ走りを披露するのだ。

低床一方開きである点も特徴となるが、荷台が275cmと長く、大型バイクのトランポとして活用できる。低床であることを活かし、ロングボードやカヌーも積みやすい。そのため、いすゞ エルフ 150 1.25トンは、さまざまなシーンで活躍してくれるだろう。

スウィンギンモータースの代表によると、2代目いすゞ エルフの顔(丸型2灯式ヘッドライト)が好きなので隠し持って寝かせていたそうで、本当は自分で乗りたいとか。

「低床一方開きということでリアのボディサイドがあおり形状ではないので、鉄板のリアフェンダーがあるんですよ。走行フィーリングだけでなく、そこも乗用車っぽいところですね。このクルマは本当に状態がよく、荷台も腐っていない奇跡のサバイバー。エンジンが軽快なので、走っていて気持ちがいいです。ラジエータはオーバーホールしました。内装のコンディションもいいです。ビニールレザーのシートも旧車っぽいディテールだといえます。デザインコンシャスなメーターまわりも、いすゞのトラックならではの特徴ですね。メーター上の走行距離は4万3000km弱で、コンディションのよさから考えると実走行だと思います。3人乗りのコラム4速です。車高が高く見晴らしがいいんですよね。誰も乗っていないクルマでドライブしているという歓びがあります」

そう話してくれた代表は、ひそかに新品のフロントウインカーレンズやテールランプを持っているとのこと。じつはカギが当時モノであることも教えてくれた。そのことからも「本当は売りたくないのだろうな……」と感じ取れた1台だった。

すべて表示
  • 高桑秀典(TAKAKUWA Hidenori)
  • 高桑秀典(TAKAKUWA Hidenori)
  • 本業はフリーランスのライター兼エディター。1998年に買ったアルファ ロメオGT1600ジュニア(通称:水色号)を現在も愛用しており、すでに総走行距離が30万8000kmオーバーとなっている(2022年4月中旬現在)。クラシックカーラリーに水色号で参戦取材することがライフワーク(?)となっており、群馬をホームタウンとして開催されている「スプレンドーレ」では、柴犬を“ワン・コドライバー”、秋田犬を総監督として挑んでいる。全国各地に水色号でお邪魔しているので、これからも走行距離が順調に伸びる予定。
著者一覧 >

 

RECOMMEND

MEDIA CONTENTS

WEB CONTENTS

 

人気記事ランキング

MEDIA CONTENTS

WEB CONTENTS

AMW SPECIAL CONTENTS