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英国の超有名イベントを彷彿とさせる「フェスティバル オブ サイドウェイ トロフィー」

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TEXT: 奥村純一(OKUMURA Junichi)  PHOTO: 奥村純一(OKUMURA Junichi)

  • 表彰式でも活躍するグリッドレディ
  • フォードおよびロータス コルチナのワンメイクレース“グリーンフラッシュ トロフィー”には8台がエントリー。会場内にはコルチナが展示され、それぞれを見比べるまたとない機会に恵まれた
  • 集まった11台のコルチナによるパレードランも行われ見学者を大いに楽しませてくれた
  • “グリーンフラッシュ トロフィー”ゼッケン28島津選手とゼッケン25中山選手がウエットコンディションのなか接近戦を繰り広げた
  • 走行会“RACメモリアルラン”を走るフェアレディSR311、欧州車が圧倒的に多いイベントで日本車の個性をアピール
  • 走行会“RACメモリアルラン”ではBow.さんの意志を引き継いだ名取さんが、奥様晴美さんと共に個人を偲ぶサーキットランを行った
  • “ヒストリック フォーミュラ カップ”の決勝グリッド、ポールポジションはロータス41の関口選手、2番手スタートのブラバムBT21を駆る窪田選手が優勝を飾った
  • ミニで有名なコンストラクター“クーパー”はF-1のワールドチャンピオンでもあるコンストラクター、クーパーT75、クーパーT72、F-3マシンの2台がランデブー
  • ピットに並んでいるのは1962年式フォード アングリアと1951年式ジャガーXK120
  • ピットロードでコースインを待つ“ティントップ カップ”出場者たち
  • スポーツカーによる“エバーグリーン カップ”と“グロリアス トロフィー”が混走。ロータス26Rに続くのはロータス23、ポルシェ911、予選中のひとコマ
  • 快音を響かせて走り抜けるのは1959年式ロータス エリート
  • “グロリアス トロフィー”に出走した元Bow.さん号のロータス47GT、現オーナー関口選手により見事優勝、天国の故人もきっと喜んでいるだろう
  • レース直前、マシンのグリッドへの整列や表彰式を華やかに彩ってくれるのがいつも笑顔のグリッドレディたちだ
  • “ティントップ カップ”、アルファ ロメオ1750、ヒルマン・インプをリードするのは排気量1300ccのミニだ
  • 2024年、逝去されたイラストレーターBow.さんの作品の展示に加えて、愛車たちも並べられたメモリアルコーナーでは多くの人たちが故人を偲んだ

英国グッドウッドに倣い開催

2025年5月25日、千葉県袖ヶ浦フォレストレースウェイで開催された「フェスティバル オブ サイドウェイ トロフィー」。英国の自動車イベント「グッドウッド」に倣い、モータースポーツ黄金時代の2輪・4輪、そして3輪のサイドカーまでの競技が1日のプログラムに組み込まれています。見学すると思わずハマってしまう同イベントをレポートします。

参加車両と同じ年代のファッションまでを楽しむ

旧車好きの間では、もうすっかり馴染みのイベントとなっている「フェスティバル オブ サイドウェイ トロフィー」。最初の1歩は他団体のサーキットイベントの1枠から始まったのは今から17年前のことであった。

エントリー車両はまだスポンサーカラーなどなかった時代。そうした時代背景をも思慮したカラーリングや、モデファイやアップデートも現代の手法ではなく、なるべく当時の手法を模範とするなどの規則を設けた。また参加車両と同じ年代のファッションなど、レースへ出場するエントラントだけなく、会場の雰囲気作りを見学者含め、集まった全員で楽しもうというコンセプトでスタートしている。

2012年からは、舞台を袖ヶ浦フォレストレースウェイに移し、春と秋の年間2回の単独イベントとして開催されるようになって13年目を迎えた。

コルチナのワンメイクレースを開催

この日の4輪車レースのプログラムは、ツーリングカーによる“ティントップ カップ”、“エバーグリーン カップ”と“グロリアス トロフィー”とクラスが異なるスポーツカーによる混走レース。さらに葉巻型フォーミュラカーの”ヒストリック フォーミュラ カップ”に加え、40分間の耐久レース“セブリング40mトロフィー”が行われた。

今回はさらに、ロータスおよびフォードのコルチナをフューチャーしたワンメイクレース“グリーンフラッシュ トロフィー”も行われるということもあり、訪れた見学者のコルチナもパドックの特別コーナーに展示された。シリーズによる細部の違いや、レース参加車両それぞれのモデファイなどを見比べることができた。さらには、残存数の少ないエステートモデルも見られるなど、またとない機会に多くの人たちが熱心に見学していた。

そして、今回の“フェスティバル オブ サイドウェイ トロフィー”では2024年11月に逝去されたイラストレーター、Bow.さんこと池田和弘さんを偲ぶコーナーも設けられている。

本部横特設会場にはBow.さんが描いた作品やオリジナルグッズに加えて、氏が半世紀以上を共にしたトライアンフ「TR3A」、自身もレースを楽しんだロータス「47GT」、ノートン「コマンド」、トライアンフ「T100」といった愛車たちも並べられた。

また、このロータス47GTは“グロリアス トロフィー”に出走。現オーナー関口好夫氏のドライビングにより見事優勝を飾った。

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