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オートバイの免許がなくても楽しめる!コンテンツ満載の「まるごとバイクフェスティバル2025」

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TEXT: 青山義明(AOYAMA Yoshiaki)  PHOTO: 青山義明(AOYAMA Yoshiaki)

  • 4輪ブースも登場。クラウンからの給電のデモンストレーションを行いながら災害に備えることができるというPR
  • 駐車場にはバイクショップから用品メーカー、塗装ショップ、ボディストレッチ器具メーカー、大学の研究室までさまざまな出展ブースが並ぶ
  • 早く並んで1回でも多く試乗したい、ということで毎回早朝から試乗会受付には長蛇の列ができる
  • 試乗会受付が終了すると希望のバイクの前に並ぶわけですが、試乗待機列もすごいことに
  • 試乗コースは、小型中型バイクを中心としたAコースと大型バイクが中心のBコースの2種類が用意される
  • 試乗車種は、ヤマハ5機種、ホンダ11機種、カワサキ7機種、ハーレーダビッドソン6機種、スズキ3機種、BMW6機種、SURRON3機種、FANTIC1機種
  • 操作が不安な方にはスタッフが丁寧にレクチャーしてくれる。ちなみに転倒時の修理費は自己負担になるので注意
  • 試乗は数台がまとまって隊列を組んで走行する形式。先導車はファインモータースクールの教習車
  • 本多元治選手(写真左)と武井誠也選手による「トライアルデモ&ライディングアドバイス」。今回はクラッチ操作の重要性をアドバイスしていた
  • 全日本トライアル国際A級クラス本多元治選手
  • 街中で見かけることのないような最新車両もあり、これらを同時に同じコースで乗れるということで購入のきっかけにも
  • 全日本トライアル国際A級スーパークラス武井誠也選手
  • 14歳以上の2輪免許を持ってない人や、限定解除していない人にむけた「プレライダースクール・大型バイク体験」は無料
  • パトカーに乗ってみたり、白バイや黄バイ、そして自衛隊の偵察バイクにまたがったり
  • チャレンジ走行会でも、ショートコースとロングコースの2種類を用意
  • 全日本ロードレース選手権ST1000クラス参戦中の新井久美選手とヤマハYZF-R1も参加
  • チャレンジ走行会は、それなりにペースアップしていくので、見ていても楽しい
  • ロードレースの車両(ヤマハYZF-R1)とモトクロスの車両(ホンダCRF450R)、それもメーカーが異なる2台の並走
  • 新井久美選手、若松怜選手、小方誠選手、川井麻央選手と、白バイ隊員さんと偵察車両の自衛隊員さんと一緒にチャレンジ走行会に参加した皆さん
  • 「トライアルデモ」もこのイベントの人気コンテンツのひとつで、これだけを見に来たという来場者も
  • 白バイと全日本ロードレース選手権ST1000クラスの車両が一緒に走る、というなかなか見られない光景

2005年の初開催から2025年で19回目

「まるごとバイクフェスティバル2025」が2025年4月29日(祝)にファインモータースクール上尾校で開催されました。これは埼玉県内に3校を展開する指定自動車教習所「ファインモータースクール」が仕掛けるイベントで、「二輪人口底上げ、そして地元のバイク関連企業とともに業界の発展と“事故のない安全な街づくり”を目指すこと」を目的に開催されています。

わずか500円で乗り放題!

バイクを1日楽しめる。この日のファインモータースクール上尾校には県内外からバイクで来場するライダーや、自動車教習所らしく近隣の駅などからの送迎バスでヘルメットを持参する人など多くの来場者が集まった。

このイベントのメインとなる「ゆっくり体験試乗会」と名付けられた試乗会には、8ブランド42機種の最新モデルのバイクが用意された。試乗はこの上尾校の教習コースに2種類設定。先導車に率いられ数台が連なって走る形式となっているが、わずか500円で半日(午前と午後の2回)、どの車両も乗ることが可能だった。

現役ライダーや元ライダーだけでなく、2輪の免許を持っていない層に向けたプログラムも用意。その内容は、小学生以上を対象にした「こどもバイク体験(500円/回)」。そして14歳以上の2輪免許を所持していない人を対象にした「プレライダースクール(無料)」。さらに小型・普通2輪MT免許所持者を対象にした「大型バイク体験(無料)」となっている。

このイベントには、国内外のバイクディーラーなどのバイク関連企業、そして飲食のキッチンカーまで合わせると45の企業・団体が協賛・出展した。そのなかには、埼玉県警察や陸上自衛隊第32普通科連隊第4中隊、首都高速道路&NEXCO東日本といったバイクを使用して社会の安全を守っている会社も出展。そして、なんと今回は4輪ディーラーのトヨタカローラ埼玉も出展するなど、これまでにない展開も見られた。

さらにお昼の休憩時間には「トライアルデモ&ライディングアドバイス」なるイベントでは、トライアル車両で数々の技を披露。ジャンプして台の上に登るデモ走行は、来場者を驚かせていた。ちなみに、このイベントは、「まるごとバイクフェス」の初回から参加している、埼玉県出身のトライアル国際A級2001年チャンピオンである本多元治選手(全日本トライアル国際A級クラス)、そしてファインモータースクールのスタッフでもある武井誠也選手(全日本トライアル国際A級スーパークラス)が担当した。

見ているだけでも楽しい「チャレンジ走行会」

今回はゲストも豪華で、トライアルの2選手以外にも、全日本ロードレースから新井久美選手(全日本ロードレース選手権ST1000クラス)と若松怜選手(全日本ロードレース選手権J-GP3クラス)、モトクロスの小方誠選手(全日本モトクロス選手権IA1クラス)と川井麻央選手(全日本モトクロス選手権レディースクラス)といった面々が参加し、写真撮影やサインに応じていた。

「ゆっくり体験試乗会」が終了すると、このイベントの締めくくりとなる「チャレンジ走行会」では、自分のバイクで教習所のコースを無料で走行できる。ここでは毎回、ブース出展している白バイや偵察車両と一緒に走ることができる人気のコンテンツだ。今回は自分で走るより見ていたいと見学者のほうが多かった。

今回は白バイや偵察車両以外に、小方誠選手はホンダCRF450R、そして新井久美選手がヤマハYZF-R1(ともに競技に使用しているマシン)で参加。トライアルデモのパフォーマンスを行った武井誠也選手もサポーター(指導員)の制服に着替えて教習車で加わって、見ているだけでも楽しい「チャレンジ走行会」となった。

多くの人は、免許取得時に通ったきりで自動車教習所にはもう何年、何十年も足を踏み入れたことがないと思う。そのような人たちでも、あらためて教習コースをしっかり走りまわってみたいと思わせるイベントだった。

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  • 青山義明(AOYAMA Yoshiaki)
  • 青山義明(AOYAMA Yoshiaki)
  • 1969年生まれ。美術大学で日本画を学んだ後に、編集プロダクション数社を経てフリーランスライター&フォトグラファーに。編集者時代にかかわってきたモータースポーツ取材を続け、現在も2輪4輪問わず国内外のサーキットやラリーシーンを取材している。日本モータースポーツ記者会会員。
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