大盛りごはん無料は最高のお・も・て・な・し
ドライブの際に立ち寄る高速道路のサービスエリア(SA)やパーキングエリア (PA)。民営化以降、サービスが向上し、その土地の名産品も食べられるようになっています。この“SPめし”では、全国の高速道路のサービスエリアやパーキングエリアを廻ってオススメのご飯を紹介しています。3回目は、名神高速道路下り線にある菩提寺PAの「モテナス」です。
SA・PAを進化させる、新たなブランド展開
「パヴァリエ」と「モテナス」はNEXCO西日本独自で展開しているSA・PAのブランディングシリーズだ。パヴェリエとはPA(パルキング:フランス語で駐車の意味)+VARIE(フランス語で“さまざま”を意味する)の造語で、旅の目的地となるための、SA・PAがさまざまな新しい価値を提供する場所を目指している。
パヴァリエは、大分自動車下り道山田SAを皮切りに、名神高速道路下り大津SA、山陽自動車道上り福山SAの3カ所がオープン。ショッピングや飲食だけでなく、敷地内からの素晴らしい眺望を活かすなど単なる通過点でなく、目的地になる特別なコンセプトをもつSAだ。
一方、モテナスのブランドコンセプトは、立ち寄った人々を“おもてなし”するという思い。多くの人々に親しんでもらえるように、カタカナで「モテナス」とシンプルに表現している。
モテナスのおもてなしは、明るくフレンドリーな接客と真心のこもった「おもてなし」を提供すること。お得感のある期間限定メニューや、各店舗自慢の「スタッフ イチ推し!」といったメニューや商品を用意。さらに、食事500円以上の注文で1スタンプが押される「オテナススタンプアプリ」を用意。貯めたスタンプに応じて、「モテナス」で使用できるクーポンがアプリに配信される。
近江牛入りコロッケは揚げたてなのでヤケド注意!
今回訪問したのは、名神高速道路下り(大阪方面)滋賀県・菩提寺PAのモテナス。このPAは電気自動車用の急速充電器(50kW)をはじめ、ペットとのドライブの休憩に最適なドッグランも設置されており、コンパクトながら充実した施設が魅力だ。
この菩提寺PAのモテナスのスタッフイチ推しメニューは、滋賀県の代名詞とも言える近江牛を使用した近江牛コロッケカレー940円。
しかしここで注目したいのは、モテナスの定食をオーダーすると、ご飯の量を少なめ(約100g)、普通(約200g)、そして大盛り(約300g)から選ぶことができる点だ(注:おかわりは有料)。そこで推しメニューである近江牛コロッケが食べられる、近江牛コロッケ付きフライ定食990円をチョイス。近江牛入りのコロッケのほか、ジューシーなメンチカツそしてほくほくの白身魚フライの3点盛り。これに約300gの大盛りごはんを990円で食べられるのは、お米をはじめ物価上昇の昨今。本当にありがたい!
立ち寄った時間は15時過ぎとランチタイムが終わった中途半端な時間だったが、プロドライバーが多く立ち寄り、エネルギーをチャージしていた。フードコートのオープン時間は7時〜20時。手作りの豚汁に納豆のついたワンコイン(500円)の朝定食もあるので、朝からエネルギーチャージ可能だ。
【モテナス 名神高速道路下り 菩提寺PA】
営業時間:7:00〜20:00