雨の予選でプロもクラブマンも熾烈な戦いを見せた
GR86/BRZ Cupというレースをご存知ですか? このレースは、トヨタ「GR86」とスバル「BRZ」の兄弟車だけのワンメイクレースで、プロフェッショナルシリーズとクラブマンシリーズのふたつのクラスで激しい戦いが繰り広げられています。今回は、6月14日(土)にスポーツランドSUGOで行われたGR86/BRZ Cupの第3戦の予選を終えて、プロフェッショナルシリーズのトップ3と、クラブマンシリーズのトップドライバーを集めて記者会見が行われました。そこで語られたドライバーのコメントを紹介していこうと思います。
海外から群を抜く才能を持ったドライバーがやって来た
クラブマンシリーズは、マレーシアからやって来たNAQUIB AZLAN選手がトップタイムを叩き出した。AZLAN選手は、第1戦のオートポリスでポール・トゥ・ウィンを獲得した選手である。スポーツランドSUGOでのレースは初めてだというが、圧倒的な速さを見せた。
1位(ポールポジション)#338 GR Garage BalakongGR86NAQUIB AZLAN選手
「チームの努力に感謝しています。戦略も良く、それを上手く実行できた結果として、ポールポジションを獲得できてうれしいです。スポーツランドSUGOを走るのは今回が初めてで、決勝も天気がどうなるかわかりませんが、とにかく優勝を目指して頑張ります」

また、プロフェッショナルシリーズでトップに立ったのは、堤 優威選手だった。堤選手は、前回のもてぎで予選タイムが良かったのにもかかわらず、イエローフラッグが出てタイムが剥奪されてしまった選手である。今回のSUGOで前回のレースのウサを晴らしたカタチだ。2位が蒲生尚弥選手、3位が井口卓人選手となった。
1位(ポールポジション)#7 CABANA BS GR86堤 優威選手
「ライバル勢のタイムがわからなかったですが、良い感触だったのでピットに戻ったらトップタイムでした。舗装が新しくなったのがブリヂストン勢に有利に働いたと思いますし、走行ラインがウエットよりレコードラインの方が速かったので、そこに気づけたのがよかったと思います。ブリヂストン勢で予選上位を独占するのも久しぶりなので、この調子で明日は表彰台に登りたいです」
2位 #121 tomicaネッツ兵庫BS GR86蒲生尚弥選手
「ウエットコンディションで難しい予選でしたが、走りながらチームと頻繁にコミュニケーションを取ったことで獲れた2位だと思います。この順位で予選を終えられたのも久しぶりなので、明日の決勝レースも楽しみにしています」
3位 #88 東京スバルBS BRZ井口卓人選手
「今週末で初めての雨という、難しい状況ではありました。いつもの予選はワンアタックで終わりですが、今日は周回を重ねたので決勝レースを走った気分です。最後はタイヤのパフォーマンスにも助けられて、この順位を獲得できたのは嬉しいです」
海外からのチャレンジャーに注目していただきたいクラブマンシリーズと、日本のトップドライバーたちが熾烈な争いを繰り広げるプロフェッショナルシリーズ。どちらも見逃せない戦いになるだろう。
なお、6月15日(日)の決勝レースは
12:55〜クラブマンシリーズ
14:00〜プロフェッショナルシリーズ
下記YouTubeチェンネルで視聴することができる。
https://www.youtube.com/@t.r.a.309
予選トップ3ブリーフィングの模様は、下記より見ることができる。
https://www.youtube.com/@t.r.a.309





































